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肥料の使い方


なるべく簡単に

なるべく簡単に

 

 自分の経験をもとにして、とっても簡単に肥料の使い方と、肥料の選び方を解説します。
 ベランダで園芸を楽しんでいる人、植木鉢で園芸を楽しんでいる人向けに作っています。庭植えの人、畑を持っている人は、、、ちょっと良くわかりません(^^;)
 園芸の本を購入したり、ネットで調べてると、肥料の使い方って難しいなって思うかもしれませんが、実際にはそれほど難しくありません。植木鉢ではどうしても肥料が不足するので、元気に育てるためには肥料が必要です。ぜひ簡単な使い方をマスターしてください(^^)
 簡単に解説していますが、必要なさそうなところは、飛ばしちゃってください。

肥料の種類

どんな成分があるのか

 

 肥料を購入するとき、パッケージに書かれてあります。
 5-10-5のように書かれてあり、N-P-Kの順番、窒素-リン酸-カリです。そんなに重要じゃないです。なんとなく覚えておく程度で十分です。
 市販の肥料のほとんどは、適したバランスで配合されているので、あまり気にしなくても大丈夫です。

  N-窒素
     葉や茎を作ります。発育初期に多く必要ですが、やりすぎると花が咲かなくなったり、茎が伸びすぎて倒れちゃったりします。
  P-リン酸
     開花や結実を促進します。不足すると、開花や結実が遅れたり、根の張りが悪くなります。
  K-カリ
     根などの繊維を上部にして、日照不足など環境が悪い場所でも、抵抗力を増す働きがあります。

どんな種類があるのか

 

 肥料が何でできているかによって、分類方法があります。
 まずは、有機肥料と化学肥料に分類できます。とりあえず、化学肥料を使います。

 

有機肥料

     油かす、骨粉などがあります。
 微生物が醗酵分解することによって、根から吸収されるようになります。効き始めるまでに時間がかかります。園芸の本を見ると、有機肥料を使って解説していることが多いですね。
 メリットとしては、植物の生育に必要なさまざまな微量元素含まれていること。
 デメリットとしては、臭い、虫が湧くなど。
 ベランダの鉢植えで園芸をやっていると、有機肥料から発生したコバエなどの虫が室内に侵入してきてしまうので、有機肥料は使いません。
 

化学肥料

     肥料成分を科学的に合成して作られたものです。含まれている肥料成分が表示されているので、はっきりとわかります。
 メリットとしては、手軽です。
 デメリットとしては、与えすぎると元気がなくなってしまうことがあります。
 メインで使用する肥料は、化学肥料になります。

与え方による違い

 

 園芸の解説書、インターネットのホームページに掲載される言葉。園芸初心者にはわかりづらいと思うので、解説しておきます。ここまで読めば、園芸マスターです!!
 寒肥とか、お礼肥えとかもあるけど、知らなくても問題ありません。

 

元肥

     「もとごえ」っていう人と、「もとひ」っていう人がいます。
 植物を植えるときに、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料です。
 ゆっくりと効く遅効性肥料、長く効く緩効性肥料を使います。植木鉢では化学肥料、花壇などでは有機肥料を使います。
 私は植え付け・植え替えの手間がかかるため、使用しません。市販の培養土には最初から肥料が加えられているし、植え替えするときに肥料を混ぜるのって面倒くさいから(^^;)
 

追肥

     「ついひ」っていいます。
 植物が成長するにしたがって、不足する栄養分を補うために与えます。
 粒状の緩効性肥料を土の上に乗せておくのが、置き肥っていいます。手軽で簡単に肥料をあげられるし、必要な時に必要な分だけ与えることができます。
 水遣りの時の水に混ぜて与えるのが、液肥っていいます。手軽で簡単ですが、効果はごく短期間です。
 メインで使用する与え方が、追肥です。置き肥か液肥かというと、メインで使用するのは置き肥です。液肥は肥料を与える頻度が多くなる、毎日の面倒な水遣りがさらに面倒になるので、ほとんど使用しません。

肥料のあげ方

肥料をあげるタイミング

 

 意外と難しいのが、肥料を上げるタイミングです。おかしなタイミングに肥料をあげると、元気がなくなっちゃうこともあります。
 肥料を上げるのは、「植物が成長しているとき」です。芽が伸びているとき、花が咲いているときです。
 植木鉢で植物を育てていると、必要な栄養分は植物に吸い尽くされるか、底の穴から流れ落ちていて、土には栄養分がありません。肥料をあげることで、必要な栄養分を与えてあげます。

少量をコマメに

 

 肥料をあげる頻度は、少量を1週間に1回くらいが目安です。
 化成肥料ならペットボトルの蓋で、1/4くらいが1回分の目安です。
 液体肥料なら、表示されている使用料の1/2〜1/3くらい。
 一度にたくさんの量をあげすぎないように、注意してください。肥料の成分が濃すぎると、根を痛めてしまうことがあります。


実際にメインで使う肥料

化成肥料
化成肥料

 私が実際に使う肥料は、こんな感じの肥料です。園芸を楽しむためには、肥料は必要です。
 いわゆる「化成肥料」っていう名前で売られていて、2mm〜3mmくらいの小さな粒状のものです。この写真だと8-8-8って書いてありますが、あまり気にしなくて大丈夫です。「緩効性」って書いてあっても、実際には1週間くらいしか効果がないので、それもあまり気にしなくて大丈夫です。
 「有機肥料入り」って書いてある化成肥料もあります。どちらかというと、有機肥料入りと書いてある肥料の方がオススメです。
 これだけあれば問題なく園芸を楽しむことができます。小さな袋のものなら、100円ショップでも売られています。ベランダ園芸なので、1kgくらい買っておけば十分でしょう。
 野菜用とか花用とか、色々な名前で売られていますが、園芸店で売られている化成肥料の中で一番安いものを選ぶのが無難です。一番安いもの、在庫がたくさなるものが、どんな植物にも使える肥料になっています。肥料コーナーの隅っこに少しだけ置いてあるような肥料だと、変わった種類の肥料だったりすることがあるので、やめた方がいいです。
 袋のままだと使いづらいので、500mlのペットボトルに詰め替えて使用しています。一度に与える量は、ペットボトルの蓋で1/4くらいです。上げすぎないように注意してください。


液体肥料

液体肥料
液体肥料

 液体肥料なら、コレです。
 「ハイポネックス原液」っていう商品名です。液体肥料の中では、一番良く使われているものです。
 水遣りの時の水に、液体肥料をちょろっと混ぜるだけです。でも私は、毎日の水遣りが面倒臭いなーって感じるタイプのなので、水遣りの手間が増えてしまうので、液体肥料は使っていません。
 園芸の解説書や、ホームページでは、「2週間に1度、液肥を与える」とかって書いてありますよね。
 液体肥料を使っていれば、植物活力液を使う機会はほとんどないと思います。「ハイポネックスハイグレード原液」なら、肥料成分と植物活力液成分の両方が含まれているので、1本だけ使っていれば元気に育ってくれます。


植物活力液

植物活力液
植物活力液

 植物活力液を使うなら、コレです。
 「ハイポネックスハイグレード活力液」っていう商品名です。一番良く使われている、植物活力液です。ほかにも有名なのが、「HB-101」と「メネデール」があります。どれも同じです。
 植物活力液は肥料ではないので、間違えないようにしてください。肥料の代わりにはなってくれません。
 植物が元気がないなーって感じるときに使うのが、植物活力液です。ただ、目に見えて元気になるっていうほどの効果があるわけではありません。なので、使わなくても大丈夫です。
 10本くらいまとめて入っている緑色の小さなボトル、あれも植物活力液なんですが、あまりオススメはしません。環境によってドバドバっと一気に活力液が出てきてしまったり、逆にまったく出てこなかったりするので、意外と使いづらいです。植物活力液は元気がない時に使いますが、ドバドバと出すぎてしまうとかえって植物の元気がなくなってしまいます。

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