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シンビジュームの特徴
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シンビジュームはCymbidium属の植物全般のことを指します。このことからも、「シンビデューム」とするのが正しいのかもしれませんが、当サイトではシンビジュームとして書かせていただきます。
僕が育てているシンビジュームのひとつは、金稜辺蘭(キンリョウヘンラン)というみたいです。洋ランの中では、もっとも古くから日本に伝わっている種類だそうです。
シンビジュームにもたくさんの改良品種がありますが、金稜辺蘭はあまり華やかさとかはないですねー。元々は花を楽しむランじゃなくて、葉を楽しむランのようです。
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管理のポイント・置き場所
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育て方は洋ランの中では、丈夫で、寒さにも強く、育てやすい品種です。一年を通じて日当たりの良いところに置き、冬は最低5℃以上を保つようにし、夏は風通しの良い涼しい場所に置きます。ストーブの近くに置いたり、真夏の炎天下に置いていると、花が咲かなくなってしまいます。
花後、バルブから新芽が出てきますが、1バルブにつき1新芽として、それ以外は芽かきを行います。そうすると、栄養分が分散せず、来年にはたくさんの花を付けてくれるようになります。
肥料は4月〜9月に施し、特に8月〜9月の暑い季節は窒素分の多い液肥をあげます。実際に育てている印象ではHB-101を使い始めてから、花付きが良くなった気がします。
植え替えは3月〜4月ごろ、軽石やバークを用いた土で植え付けます。
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培養土
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水はけの良い土を使う必要があります。市販の洋ラン用培養土、シンビジューム用培養土が適しています。
自分で作る場合、軽石単用、水苔単用、日向土&パーライト、軽石&バーク、などを使います。
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水遣り・肥料
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土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。水分吸収が早いので、夏場はほぼ毎日水遣りします。冬場はやや控え目で、土の表面が乾いた翌日に与えても大丈夫です。冬場は夕方に水遣りをすると凍結してしまうことがあり、水遣り回数が多すぎると根腐れしてしまいます。
つぼみがついて花が終わるまでは、水切れさせないように注意してください。
肥料を好む植物なので、4月〜9月まで、やや多めに与えます。夏場は即効性のある液体肥料も良いです。
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夏越し・冬越し
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真夏は葉焼けに気を付け、屋外で夏越しさせます。
耐寒温度は7℃以上を目安にしてください。暖地なら屋外で越冬可能ですが、普通は11月〜3月まで室内で栽培します。暖房器具の近くに置くと、つぼみや花が落下しやすくなってしまいます。
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増やし方
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シンビジュームは株分けで増やします。3バルブを最低単位にして株分けします。
年々、品種改良が進み、鮮やかな花を付けるシンビジュームが登場するので、新しい株を購入するのもオススメです。出来たばかりの品種は高価になってしまいますが、市場にたくさん出回るようになると、お求め安い価格となります。ちなみに、花後のシンビジュームはかなり値段が安くなります。
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栽培カレンダー
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
◇花期◇ |
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◇肥料◇ |
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◇植え替え◇ |
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◇芽かき◇ |
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