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アカガシ栽培-2008年04月30日-


アカガシ
[和名・種類]

アカガシ

[学名]

Quercus acuta

[英名]

Japanese evergreen oak

[名前の由来]

赤樫。材が淡紅褐色で赤みが強いことから。
別名、オオガシ、オオバガシ。

[分布]

宮城県以南

[科名]

ブナ科コナラ属

[花色]

黄褐色

[花期]

5月・6月

[特徴・解説]

 山地、庭木、公園、神社などに生える常緑高木です。
 高さ20m、直径80cmほどになります。樹皮は緑灰黒色で、普通は皮目は目立ちません。老木になると割れ目が目立ちます。
 本年枝には淡褐色の軟毛が密生しますが、翌年には落ちます。2年目以降の枝は黒紫色で、円形の皮目があります。冬芽は楕円形で細い絹毛があります。
 葉は互生し、長さ7cm〜15cm、幅3cm〜5cmの長楕円形で、やや固い皮質です。先端は長くとがり、基部は広いくさび形になります。普通は全縁ですが、まれに上半部に波状の鋸歯があります。両面とも始めは褐色の軟毛が密生しますが、のち無毛になります。表面は深緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で、乾燥させると赤褐色になります。
 雌雄同株で、雄花序は新枝の下部から多数が垂れ下がり、長さ6cm〜12cmになります。雌花序は新枝の上部の葉腋に直立し、雌花が5個〜6個つきます。雄花序、雌花序とも、軟毛が密生します。
 果実は長さ2cmほどの卵球形の堅果です。1年目はごく小さく、2年目の夏から急に成長し、秋に成熟します。殻斗には鱗片が合着した同心円状の環が10個ほど並び、褐色の軟毛があります。
 材は非常に固く、柾目に虎斑、板目に樫目模様があります。木刀、ゲートボールスティック、農具、カンナ台、船の櫓や舵などに使用されます。

[観察・感想]

 アカガシの新芽の写真です。
 あっという間にモジャモジャモジャーっと、新芽が展開しました。わずかな期間にたくさんの葉が展開したので、ちょっと驚きました。冬芽のうちから、どのくらいの数の冬芽が展開するかはわかっていたんですが。実際に展開が始まると、小さな植木なのに、たくさんの新芽が枝分かれして伸びてきたので。植木の上下のバランスが悪くなりそうな気がする(^^;)
 これだけたくさんの新芽が枝分かれしても、残念ながら花らしきものは付いていなかったんですよー。元気に育っているので、花が咲いてもいいんじゃないかなって思ったんですが。やっぱり、植木鉢でのドングリ園芸では、ドングリを実らせるのは不可能なのかなー?
 桃栗三年柿八年というので、ドングリはクリの仲間だから、3年でドングリがついてもいいはずなんだけど。狭いベランダで育てていると、置き場所の問題もあるんだよなー。なんせドングリの木だから、大きく育つからさー。あまり大きくなりすぎると、重量の関係もあって置き場所がなくなってしまいます。

[写真撮影]

2008年04月30日

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2008年03月12日 そらいろネット 2008年05月17日
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