咽喉に起こる症状は、痛み、食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害(えんげしょうがい)、声がかれるなどがあります。これらの症状が現れた時は、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。嚥下障害は、脳血管、神経、筋肉、食道などの病気の重要なサインとなります。
咽喉の痛みの多くは、咽頭(いんとう)や扁桃(へんとう)に細菌やウイルスが感染して炎症を起こした時に現れます。
急性咽頭炎、急性扁桃炎、風邪などで炎症を起こしやすく、咽喉の痛みの原因になります。
食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害、飲み込む時にむせる誤嚥(ごえん)などの症状があります。
脳梗塞、脳血管障害、ギランバレー症候群、多発性硬化症などの神経・筋肉の病気、食道ガンなどの病気で現れます。
声が今までと違い、かれたり、しゃがれたりすることを医学の世界では嗄声(させい)と呼びます。生まれつき声がかれている人はいないので、嗄声が出たら何らかの病気のサインです。
多くは声帯の病気で起こります。喉頭ガンは嗄声が早期発見の重要な手掛かりです。 |