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オビガの幼虫


オビガ

[和名・種類]

オビガ

[学名]

Apha aequalis

[英名]

-

[名前の由来]

帯蛾。翅に帯状の模様があることから。

[分布]

北海道〜屋久島

[科名]

チョウ目オビガ科

[体色]

褐色

[時期]

7月・8月・9月

[特徴・生態]

 日本国内で広く生息しているオビガの仲間。
 前翅長はオスで23mm〜29mm、メスで30mm〜34mmになります。触覚は両櫛歯状で、メスは櫛歯がやや短くなります。体翅は個体によって差があり、灰黄色から著しく茶褐色を帯びる個体まであります。前後翅とも、中室には黒点があります。直線的な外横線があります。灯火に飛来します。
 幼虫は、毛虫です。体長は約48mmになります。胴部は各節毎に、背面と側面に毛束が生え、多数の長毛も生えます。顔面にも毛が生えます。毛束は褐色で白毛や黒毛が混ざり、長毛は基部は暗褐色ですが先端は白色です。腹脚は尾脚を含めて5対あり、鉤爪は内側に半環状に並びます。頭部は黄褐色で、暗茶褐色の不規則な点が散在し、縦に3本の淡色の縞があります。胴部は灰褐色で、腹部は灰色で黒点が多く灰黒色に見えます。、刺激を与えると、体を反らして前半身を左右に振ります。
 食べ物は、ユキノシタ科のウツギ、スイカズラ科のタニウツギ、ウグイスカズラなどの葉を食べます。
 生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。6月中旬頃、葉の間に毛を綴って繭を作ります。

[観察・感想]

 たぶん、オビガの幼虫でいいんじゃないかなーと思います。正確な見分けは、あまり自信がありません。
 モジャモジャと生えた長い毛と、褐色の短い毛束、全体から毛が生えているなどから、オビガの幼虫の毛虫なんじゃないかなーと考えました。オビガの幼虫って、全身毛むくじゃらの毛虫なので。
 食草の上を歩いていたわけでもなく、食草の近くで見付けたわけでもありません。コンクリートで造られた、木のフェンスのような場所を歩いていました。樹木の葉っぱに付いていたりすると、なかなか写真は撮れないんですよ。風が吹くと気が揺れるし、不安定だし、高い場所だとカメラが届かないし。幼虫はあまり動きが早くないので、時間をかけて撮影すればいいんだけど。毛虫というだけで、怖じ気づいてしまうんですよー。もしかして毒があるんじゃないかとか、近付くと被れるんじゃないかとか考えちゃって。
 たぶん、オビガの幼虫で合ってると思うんだけど・・・。間違っていたらご連絡ください。

[写真撮影]

2008年08月15日

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