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イタヤハマキチョッキリ


イタヤハマキチョッキリ

[和名・種類]

イタヤハマキチョッキリ

[学名]

Byctiscus venustus

[英名]

-

[名前の由来]

板屋葉巻短裁象虫。イタヤカエデを好むチョッキリムシのこと。

[分布]

北海道〜九州

[科名]

甲虫目オトシブミ科

[体色]

赤色

[時期]

5月・6月・7月

[特徴・生態]

 広葉樹を中心とする林縁に生息するオトシブミの仲間。
 大きさは7mm〜10mmになります。前翅は赤銅色ですが、まれに緑色の個体がいます。
 幼虫は樹上性、あるいは地上性です。さなぎは地中性です。
 越冬形態は成虫です。秋に蛹室内で羽化し、そのまま土中で越冬します。
 食草は、カエデ科の植物の葉です。とくにイタヤカエデを好みます。
 生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。若い葉に切りこみを入れ、口と手足を使って数枚の葉を寄せ集めて葉を巻き上げ、揺籃(ようらん)を作り産卵します。

[観察・感想]

 オトシブミの仲間でも、大きな揺らんを作ります。写真で見ると大きな昆虫に見えるかもしれませんが、1cmもないような小さな昆虫です。1枚の葉で揺らんを作るわけではないようで、数枚の葉で作るみたいです。それで大きくなるみたい。オトシブミの仲間っていうのは、面白い習性を持った昆虫だよねー。
 外見ではゾウムシとかと似てるかな。図鑑を見てて、たまたまそっくりな写真が掲載されていたから名前がわかったけど、普段は気にもとめないような昆虫だから、見分けは難しいですねー。なかなか綺麗な色をしたオトシブミではありますが。
 オトシブミが作って切り落とした揺らんは良く見かけるんだけど、成虫はあんまり見かけないんだよなー。

[写真撮影]

2008年05月20日

[関連ページ]
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カエデ科
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