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ヒカゲチョウの成虫


ヒカゲチョウ
[和名・種類]

ヒカゲチョウ

[学名]

Lethe sicelis

[英名]

-

[名前の由来]

日陰蝶。日陰にいることが多いことから。
別名、ナミヒカゲ。

[分布]

本州〜九州

[科名]

チョウ目タテハチョウ科

[体色]

茶褐色。

[時期]

5月・6月・8月・9月

[特徴・生態]

 明るい場所にはあまり出てこず、雑木林の中の日だまりなどで普通に見られるタテハチョウの仲間。
 翅開長は約55mmになります。翅表はほぼ茶褐色で、翅裏は茶褐色で後翅外縁に沿って目玉模様が並びます。雄の後翅表面に黒色の毛束が現れ、雌雄共に前翅裏面の暗色短条は1本だけあり、先端付近の目玉模様は小さく1個〜2個現れます。
 越冬形態は幼虫です。
 幼虫の食草はイネ科のメダケ属のアズマネザサなどの葉を食べます。成虫は樹液などに集まります。
 生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。成虫は年2回発生します。
 普段は羽を閉じて止まっていますが、日光浴のときは羽を半開きにします。良く似たクロヒカゲは、山地で普通に見かけます。

[観察・感想]

 太陽の光を浴びていて、綺麗だなーなんて思いながら写真を撮りました。警戒心が強いのかな、すぐに飛んで行ってしまいましたが。
 ヒカゲチョウというと、暗くてジメジメっとした場所にいるイメージだったので、ボクの心の中のイメージとはずいぶん違うなーなんて思いました。開けたところの草の上で日光浴をしていたので・・・。薄暗いところに入るとヒラヒラと飛び出してきたりするので、あまり良いイメージはなかったりします。イメージでいうと、蝶というより蛾ですね。
 タテハチョウの仲間でも、こうやって目玉模様のあるチョウの見分けは難しいですねー。似たような模様を持っている種類がたくさんあって。

[写真撮影]

2007年09月03日

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