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アキアカネの成虫


アキアカネ
[和名・種類]

アキアカネ

[学名]

Sympetrum frequens

[英名]

Autumn darter

[名前の由来]

秋茜蜻蛉。
別名、トウガラシトンボ(唐辛子蜻蛉)。

[分布]

北海道〜九州

[科名]
トンボ目トンボ科
[体色]
♂:赤色、♀:黄色
[時期]
6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月
[特徴・生態]

 平地から低山地の池沼、水田、公園の池などに生息するトンボの仲間。
 大きさは36mm〜43mmになります。胸と頭は褐色で、腹部は赤色をしています。もっとも代表的なアカトンボです。夏の暑い時期を山の上で生活し、秋に何千〜何十万もの群れで平地に下りてきて、集団産卵することで有名です。平地に下りてくるころには、体重が羽化直後の2倍〜3倍になっています。活動すると体温が気温よりも10℃〜15度上昇するため、30℃を超えるような平地では死んでしまいます。そのため日中の気温が20℃〜25℃の場所を求めて高い山に移動します。
 他の昆虫を捕らえて食べます。
 幼虫は楕円形のヤゴです。腹先に尾(えら)はありません。
 生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(半変態)を行います。幼虫の成長は早く、6月〜7月ごろに羽化し、羽化直後は体が黄色で柔らかい。
 越冬形態は卵です。水中、または土中で越冬し、4月〜5月にふ化します。
 産卵形態は、雌雄が連結し、水面や水際の泥を連続して打って産卵します。

[観察・感想]

 アキアカネの群れを発見しました。川が流れている場所で群れになっていたので、産卵にやってきたんじゃないかなー。やっぱり秋になると産卵にやってくるんですねー。綺麗な川ではないので、卵を産んでもちゃんと育つのかな?シャケみたいに、自分が生まれた場所に産卵にやってくるのかな?
 でもかわいそうなことに、野鳥の群れの餌食となっていましたー。もし僕が野鳥を追い払ったとしたら、アキアカネは無事に産卵できるかもしれないけど、野鳥は空腹に耐え切れずに死んでしまうかもしれない。何もしなかったら、アキアカネはすべて野鳥のお腹の中に入ってしまうかもしれない。
 でもやっぱり、自然は自然に任せるってことで、写真だけ撮ってその場を立ち去りました。野鳥にとっても昆虫にとっても互いに大切な時間だと思うので、邪魔者な人間はいない方がいいよね。

[写真撮影]

2007年10月15日

アキアカネ
アキアカネ
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アキアカネ
アキアカネ
アキアカネ
アキアカネ
アキアカネ
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