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イボニシ


イボニシ

[和名・種類]

イボニシ

[学名]

Thais clavigera

[英名]

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[名前の由来]

疣辛螺。いぼのある辛い貝のこと。

[分布]

北海道南部以南

[科名]

巻貝綱(腹足綱)バイ目(新腹足目)アクキガイ科

[特徴・解説]

 潮間帯の岩礁にもっとも多く生息するアクキガイ。
 殻高は約3cm、殻径は約1.8cmになります。両錐形で、色は灰青色で、質は硬いです。螺層は6階あり、各層に大きな黒いこぶ状突起が並びます。体層には4列〜5列あり、全表面にも細い螺肋が走っています。殻口は半円状に広く、口内は黒く、黄白色の斑紋があります。
 肉食性で、カキ類やフジツボ類の殻に穴をあけて中の肉を食べます。夏、岩だなの下などに多数集まって、円筒形の卵嚢を産み付けます。
 苦味がありますが、食用になります。

[観察・感想]

 標本にすると色が変わっちゃいますね。本当はもっと黒っぽい貝殻なんですが、標本にすると白っぽくなってしまいます。
 ○○○ニシっていう名前の貝類は、食べると辛い味のする貝に付けられる名前らしいです。なのでイボニシもやっぱり、食用にされることもあります。僕は食べたことがないんだけど、珍味になるのかな?岩場を探せばたくさん生息しているので、食べるために集めるのは簡単なんじゃないかな?貝類は鮮魚コーナーとかで購入すると高いからねー。
 ビーチコーミングをしていても、拾えることの多い貝殻のひとつです。

[写真撮影]

2007年09月26日

イボニシ
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