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 こころの病気
イメージ画像 精神障害、行動障害、気分障害、統合失調症などの病気。
 こころの病気は、脳の病気でもあり、脳を刺激する体外環境の病気でもあります。そのため、感染症や外傷によって発症するこころの病気、脳そのものの器質的病変から発症するこころの病気もあります。
 この100年で精神医学は急速な発展を遂げ、ここ十数年で治療法も大きく変化しました。薬物療法も発展し、社会復帰療法・リハビリテーション療法の発展は目覚ましいものがあります。しかしまだ、完成された姿ではありません。治療法を考えるには、肉体的原因は何か、精神的原因は何か、社会的原因は何かを考え、適切な治療法を考えなくてはなりません。
 循環器の病気
イメージ画像 心臓、血管、血圧の病気。
 心臓の活動は生命を維持する上で非常に重要で、休むことはありません。働きは複雑で、さまざまな障害を起こします。
 心臓の病気は、ポンプ機能の障害、リズムの障害、心臓の構造に関係した病気に分類することができます。心不全はさまざまな心臓病の結果として起こる症候群で、経過は良くないことが多いです。
 心臓病は生命に直接関わる怖い病気ですが、治療法は急速に進歩しています。心臓病や血管病は正しい知識を持って予防することが一番ですが、早期発見に努め適切な治療を受けることも大切です。
 呼吸器の病気
イメージ画像 肺、風邪、胸膜などの病気。
 大気には病原微生物、異物、粉塵、有毒ガスなどが含まれているため、肺にはさまざまな病気が発症します。空気中の病原菌やウイルスにより、風邪症候群を起こします。成人で1年に4回〜5回、かかるとされています。病原菌が肺に達すると肺炎を起こす可能性があります。
 肺は心臓と密接に関係しており、心臓が悪いと肺の病気が起こり、肺が悪いと心臓の病気が起こります。
 睡眠時無呼吸症候群・SAS、重症急性呼吸器症候群・SARS、新型インフルエンザ、結核は注意した呼吸器疾患です。
 脳・神経・筋の病気
イメージ画像 脳・神経・筋に起きる異常による病気。
 脳の病気では、意識がなくなる昏睡、手足が麻痺を起こしたりします。末梢神経の病気では、感覚が鈍ったり、手足の一部が動かなくなります。筋の病気では筋萎縮症のように、筋肉が痛くなったり、痩せてきたり、動かなくなったりします。
 代表的な症状には、意識障害、頭痛、めまい、しびれ、言語障害、痙攣、手足の麻痺などがあります。
 運動器の病気
 骨、関節、軟部組織の外傷、スポーツ外傷・スポーツ障害、腫瘍、脊椎・脊髄の病気。
 整形外科を訪れる患者さんの多い順から、腰痛、肩凝り、手足の関節痛です。高齢者に多くみられます。
 運動器系の病気や怪我・外傷には多くの種類がありますが、年齢によって病気や外傷の傾向が異なります。赤ちゃんでは先天性の病気や脱臼、骨折などが多く、高齢者では骨粗鬆症や腰痛、頸椎・椎間板の変性が加齢とともに多くみられます。思春期では悪性腫瘍として生命を脅かす骨肉腫、高齢者では寝たきり状態にならないように注意が必要です。
 眼の病気
イメージ画像 眼に起きる異常による病気。
 眼の「見え方の異常」にはさまざまなものがあり、眼科特有の名前が付いている症状も多くあります。視力低下、視野異常、複視、飛蚊症、光視症、変視症、大視症、小視症、虹視症、夜盲症、昼盲症などがあります。
 疲れ、眼痛、充血、白濁、眼が渇く、痒い、まぶしい、涙がたくさん出る、目やにが出るなどの症状もあります。長時間眼を使うことで、眼の奥の重圧感や痛み、かすみ、充血などの眼の症状、頭痛、肩凝りなどが起こります。
 耳の病気
イメージ画像 耳に起きる異常による病気。
 耳が痛む、耳垂れが出る・耳漏が出る、耳の聞こえが悪い・難聴などの症状があります。この他にも、耳の詰まった感じ、耳閉感、耳鳴り、頭痛、耳口付近の腫れや発赤などの症状があります。
 耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
 鼻の病気
イメージ画像 鼻に起きる異常による病気。
 代表的な症状は、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、そして鼻血です。鼻血は白血病や紫斑病などの血液の病気や、高血圧などの病気の症状として現れることがあるので注意が必要です。
 耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
 口・顎の病気
イメージ画像 口内の病気で代表的なものが炎症です。ほどんど歯が原因で、虫歯・歯周炎になり、顎の骨に炎症を起こします。いわゆる顎骨炎です。
 顎の関節は特徴的な構造で、複雑で微妙な運動が可能になっています。顎関節は故障が起こりやすく、代表的な病気に顎関節症があります。顎の骨は成長と共に上下でアンバランスが生じると、顎の変形症と言われます。口腔外科、矯正歯科、形成外科とのチーム医療が必要になることもあります。
 口内にもガンが発生し、最も代表的で頻度が高いのが舌ガンです。
 歯・歯肉の病気
イメージ画像 歯科における二大疾患は、虫歯と歯周疾患・歯周病です。歯の病気は生命に関わることが少ないですが、自然に治ることはありません。放っておくほど治療に要する期間や費用もかかるため、おかしいと感じたらすぐに受診することが大切です。
 歯の主な機能は咀嚼と発音です。歯並びは顔の印象や表情に大きな影響を与えます。歯が失われると咀嚼能力が低下し、発音も不明瞭になり、実年齢より老けて見えてしまいます。そこで義歯・入れ歯・ブリッジで歯のない部分を補います。
 乳歯は上下合計20本、永久歯は親不知(第三大臼歯)を除くと28本あります。
 のど・咽喉の病気
イメージ画像 のど・咽喉に起きる異常による病気。
 咽喉に起こる症状は、痛み、食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害(えんげしょうがい)、声がかれるなどがあります。嚥下障害は、脳血管、神経、筋肉、食道などの病気の重要なサインとなります。
 これらの症状が現れた時は、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
 食道・胃・腸の病気
イメージ画像 食道、胃、腸に起きる異常の病気。
 もっとも多い症状は腹痛です。痛みの程度、部位、性質、随伴症状などで原因の病気がある程度推測できます。胸焼けでは胃腸のどこかに損傷を受けています。吐き気や嘔吐は、さまざまな病気の症状としてあらわれます。吐血は胃や十二指腸などの消化器系の病気の原因となります。
 このほか、下痢、便秘、便の状態の変化などの症状が現れます。
 直腸・肛門の病気
イメージ画像 直腸、肛門に起きる異常の病気。
 良性のものから悪性のものまでさまざまな病気がありますが、最も多いのが肛門部に生じる痔です。3人に1人は痔と言われるほどポピュラーな病気です。痔の症状とよく似た、ガン、ポリープ、炎症性腸疾患などの重要な病気が隠れていることがあるので、一度は専門医で診察を受けるようにしましょう。
 直腸、肛門の診察は痛みもなく、本人は恥ずかしく思っても、医師にとっては毎日のことなので恥ずかしいものではありません。
 腎臓・尿路の病気
イメージ画像 腎臓、尿路に起きる異常の病気。
 腎臓は血液中の不要産物や有害物質の除去、血液の浸透圧・pHの調整、細胞外液量・電解質の調節、血圧の調節、造血ホルモンの産生・分泌などを行います。腎臓から尿道へ尿が排泄される道筋が尿路と呼ばれ、腎臓から尿管を上部尿路、膀胱から尿道までを下部尿路に分類できます。
 尿は腎臓で血液ろ濾過して造られていますが、何らかの原因で身体に異常が起こると、尿の色や匂い、量の変化など、排泄のメカニズムに支障が起こります。
 男性の病気
イメージ画像 男性特有の病気は男性生殖器に関係するため、「恥ずかしい」、「男は黙って耐えるもの」といった事から、発見が遅れがちです。男性生殖器は尿路系と繋がっているため、病気や症状の広がりも腎臓・尿路の病気と重なることが多いです。
 男性の病気は、年齢によって多い病気が異なります。 成人〜老年期にかけては前立腺の病気、青年期では精巣のガン、幼児期・小児期では停留精巣、外性器の先天異常、包茎などがあります。不妊症では約半分は男性側に原因があります。
 仕組み、働き、病気を正しく理解し、適切な対応をすることが大切です。

 女性の病気
イメージ画像 女性に特有の病気と、妊娠・出産。
 女性は生殖器系が形態的にも機能的にも、男性と大きく異なります。そのため、女性特有の病気の頻度や種類も多いという特徴があります。
 妊娠・出産が障害される病気、生殖器に異常が起こり不快な症状や生命の危険が発生する病気、卵巣機能の低下による女性ホルモン減少が全身に及び異常がみられる病気の、3つのタイプに分類できます。
 女性に特有の病気として、子宮、膣、卵巣、月経の異常、妊娠・出産の異常のほかにも、乳房の病気もあります。

 子供の病気
イメージ画像  子供の身体は、大人の身体をただ小さくしたものではありません。同じ病気にかかても、大人の症状や治療法が、そのまま子供に当てはまるわけでもありません。
 病気から身体を守る免疫能力も大人のように十分ではありませんし、病気の始まりも急に現れたり、経過も早いことが多いものです。
 子供の月齢、年齢によって、特有のさまざまな病気があることは、十分に知っておく必要があります。
 子供に良く起こる病気でおもな症状は、発熱、咳、腹痛、嘔吐、下痢、便秘、尿・排尿の異常、眼・耳・鼻の異常、皮膚の異常、感染症など、多岐にわたります。
 肝臓・胆嚢・膵臓の病気
イメージ画像 肝臓、胆嚢、膵臓はそれぞれ異なった臓器で、役割も異なります。ですが、繋がりになっていて、病気もこの3つの臓器が関連して生じることがあります。
 肝臓は約1200gの大きな臓器で「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が現れにくい特徴があります。肝ガンの90%以上が肝炎ウイルスによって引き起こされることがわかりました。
 胆嚢、膵臓は、腹部の深部にあったり、管腔臓器であるため、診断が困難でしたが、近年では超音波、CT検査の機器の進歩によって診断が大きく進歩しました。代表的な病気は胆石症で、注意すべき病気は、胆嚢ガンや膵ガンです。特に膵ガンは治療が極めて難しく、予後も良くありません。
 内分泌の病気
イメージ画像 内分泌の病気とは、ホルモンに関係する病気のこと。
 ホルモンは体全体をコントロールするシステムで、ホルモンを作る臓器を内分泌腺と呼び、ホルモンの情報を受け取り細胞に伝える仕組みを受容体と呼びます。このどこかに異常が起きるることを、内分泌の病気と呼びます。
 ビタミンもホルモンと良く似た働きをしますが、不足すると特有な欠乏症状が現れ、外から与えると回復します。体内では作られないため、外から摂取しなければなりません。ビタミンは体内で酵素の働きを刺激し、動脈硬化の予防、視覚、神経の働きの調節、骨を丈夫にし、血液を固まりやすくする働きがあります。
 代謝異常の病気
イメージ画像 糖尿病、肥満、脂質代謝などの生活習慣病。
 エネルギーの代謝の過程は多くの酵素で仲介され、多くのホルモンが調節に関係しています。一連の代謝の異常により、多くの病気が引き起こされます。
 肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病は、遺伝的素因に、過食や運動不足などのライフスタイルが影響しています。これらの病気は合併しやすく、動脈硬化を促進し、脳血管障害や心疾患のリスクを高めます。
 ひとりの患者さんが多数の心疾患の危険因子を持つことから、最近ではマルチプル・リスク・ファクター症候群とも呼ばれています。複数のリスクが合併すると、脳血管障害や心疾患の発症率が相乗的に増加するため、最近ではメタボリック症候群という考えが定着しています。
 血液・造血器の病気
イメージ画像 血液の病気では、貧血、白血球数の増加・減少、出血傾向などが見られますが、その原因は多様です。
 貧血では体を動かした時の動悸、息切れ、疲れやすい、全身倦怠感などの症状が現れます。立ちくらみによるめまいは、低血圧の人が立ち上がった時に血圧が下がって起こるものです。白血球増加には、感染症などによる反応性のものと、白血病による腫瘍性のものとがあります。リンパ節腫脹には、悪性リンパ腫やガン転移などによる腫瘍性のものと、感染症に伴うものなどがあります。免疫グロブリンの異常では、多発性骨髄腫と、その関連疾患が問題となります。出血傾向では、血小板の減少あるいは機能異常、凝固線溶系異常、血管壁の異常に分類できます。
 皮膚の病気
イメージ画像 皮膚に起きる異常の病気。
 皮膚には体の不調を示す多彩なサインが現れます。皮膚だけに起こる狭い意味での「皮膚病」と、全身疾患を反映した「内臓の鏡」としての皮膚症状です。診断には高度な知識と経験が必要なため、皮膚科専門医を受診するようにしましょう。
 皮膚だけの変化でも、アレルギー、感染症、腫瘍など、原因を検査する必要があります。皮膚ガンでも、痛みや痒みの出ないことがあるので、素人判断は避けましょう。
 感染症による病気
イメージ画像 感染症によって起きる病気。
 ウイルス、細菌、原虫、寄生虫などの病原微生物が人の体内に侵入し、繁殖して起こる病気が感染症です。かつては伝染病とも呼ばれました。
 病原微生物に感染したあとでも、発症する場合(顕性感染)と、発症しない場合(不顕性感染)があります。潜伏期が長期間にわたる病原性微生物を体内に持っている人を、キャリア(保菌者)と呼び、周囲の人に感染させたり、将来発病する可能性があります。はしか、おたふくかぜ、風疹などは体内に抗体ができ、一生続く免疫(終生免疫)ができます。インフルエンザは、短期間の免疫しかできません。扁桃炎などでは免疫ができないため、何度も繰り返すことがあります。
 食中毒による病気
イメージ画像 食中毒よって起きる病気。
 原因となる微生物には、細菌、ウイルス、原虫類、寄生虫があります。細菌ではサルモネラや腸炎ビブリオや病原性大腸菌、ウイルスにはノロウイルスやロタウイルス、原虫類にはクリプトスポリジウムやサイクロスポラ、寄生虫にはアニサキスや旋尾線虫などがあります。
 化学物質では、食品添加物、カドミウムや鉛などの有害性金属、油脂の変質などがあります。
 自然毒では、カビ毒、毒キノコ、植物毒、ブグ毒、貝毒などがあります。
 中毒・環境による病気
イメージ画像 身の周りには5万種類以上の有害な化学物質が存在します。国内では、毎年数万件に上る中毒発生が報告されています。死亡者では、災害や自殺によって命を落とすが多い傾向にあります。家庭用品や誤飲による中毒は、0歳〜5歳で全体の約80%を占めます。
 死亡者による中毒で多いのは、一酸化炭素中毒、農薬、睡眠薬、精神安定薬が多く、誤飲による中毒では、タバコ、洗剤が多い傾向にあります。
 環境因子による病気では、大気・太陽光による病気、公害病などがあります。
 膠原病・原因不明の全身疾患
イメージ画像 膠原病は1942年、病理学者ポール・クレンペラーによって提唱された病気の考え方です。膠原病は診断名や病名ではありません。膠原病は、自己免疫疾患とも呼ばれています。
 膠原病に共通する特徴は、全身性炎症性疾患、多臓器障害疾患、慢性疾患、フィブリノイド変性、自己免疫疾患、リウマチ疾患です。代表的な病気には、全身性エリテマトーデス、リウマチ熱、強皮症・全身性硬化症、皮膚筋炎・多発性筋炎、結節性動脈周囲炎、関節リウマチなどがあります。
 遺伝病・染色体異常による病気
イメージ画像 先天異常、常染色体優位遺伝性疾患、常染色体劣性遺伝性疾患、X連鎖劣性遺伝性疾患、母系遺伝性疾患、先天性代謝異常症、遺伝性のガン、多因子遺伝性疾患など。
 DNAの突然変異は、DNAを複製する時に酵素がエラーを起こしたり、DNAに損傷を与える放射線や化学物質が作用した時に起こります。遺伝子に突然変異が起きたからと言って、必ず病気になるわけではありません。
 最近の研究によって、遺伝病やガン・悪性腫瘍といった病気は、基本的に遺伝子に起こった突然変異が原因であることがわかってきました。遺伝子の研究により、新しい治療法の開発が進められているところです。
 外傷・怪我
イメージ画像 外傷は物理的・化学的な外的要因による、体の組織・臓器の損傷をいいます。病気と外傷を合わせて、傷病と呼ぶこともあります。
 外傷には年齢にもよって様々な種類があり、治療を必要とする外傷の頻度は、治療を要する病気の頻度より多い場合もあります。生命に影響しな微細な怪我から、後遺症や命に関わるものまで、時と場所を選ばずに起こります。外傷では受傷直後の応急処置、外傷部位と全身状況の把握、その後の診療をどうするかの判断が必要になります。
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