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原因疾患 |
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関節内遊離体の原因疾患は、骨軟骨骨折(こつなんこつこっせつ)、滑膜骨軟骨腫症(かつまくこつなんこつしゅしょう)、剥離性骨軟骨炎(はくりせいこつなんこつえん)、変形性関節症などがあります。 |
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骨軟骨骨折 |
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骨軟骨骨折は、骨折の部位が関節内だけに存在する外傷のことです。多くは膝関節にみられます。 |
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膝蓋骨脱臼による骨軟骨骨折 |
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関節内遊離体発生の仕組みは、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)にともなうものが大半です。膝蓋骨が外側に脱臼する時、または脱臼から戻る時に、大腿骨外側顆(だいたいこつがいそくか)と、膝蓋骨の関節面がぶつかる剪断力(せんだんりょく、はさみ切る力)によって、膝蓋骨骨軟骨骨折が発生してしまいます。
膝蓋骨側ではなく、対応する大腿骨外側顆に骨軟骨骨折が生じる場合もあります。 |
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スポーツ活動によって |
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膝蓋骨脱臼によるもの以外では、スポーツ活動において、大腿頚骨関節で圧迫力が働き、凸面の大腿顆部関節面に生じる場合もあります。
直達外力が関節面に働いて、生じる場合もあります。 |