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 リソソーム代謝異常症

リソソーム代謝異常症ってどんな病気?
リソソームはすべての細胞に存在します
   リソソームとは、細胞質中にあって、一群の加水分解酵素を含み、消化分解作用をもつ小器官のことです。水解小体。リソゾーム、ライソゾームとも呼ばれます。細胞内で不要な物質を消化する役割を果たし、全身のすべての細胞に存在します。
 その中のひとつの酵素のはたらきが低下すると、リソソーム内に分解できない物質が蓄積されて発症します。
リピドーシス・ムコ多糖症
   その中でも、脂質やムコ多糖が臓器に蓄積される場合、それぞれをリピドーシス、ムコ多糖症(むこたとうしょう)と呼びます。
 数多くの病型が知られています。

リピドーシスってどんな病気?
10数種類の病型
   リピドーシスには、ゴーシェ病、ファブリ病、テイ・サックス病など、10数種類の病気が知られています。
さまざまな症状
   複合脂質の一種の糖脂質が肝臓、脾臓(ひぞう)、骨髄(こつずい)、脳神経系などの内蔵に蓄積するため、肝脾腫(かんひしゅ)、骨病変、眼病変、発達障害、神経症状が現れます。
 加齢によって、症状が進行します。

リピドーシスの症状は?
ゴーシェ病の症状
   ゴーシェ病は、肝脾腫、貧血、骨痛、出血傾向、発達遅滞(はったつちたい)、神経症状などがおもな症状となります。
 乳児期に発症する重症型から、成人期に発症する軽症型まで、幅広い症状を示します。
ファブリ病
   ファブリ病は、10歳ごろに四肢痛、無汗、発熱発作で気付くことの多い病気です。
 年齢が進むと、腎障害、心血管障害、角膜混濁(かくまくこんだく)が現れます。保因者である女性にも、加齢によって症状が出ることがあります。
テイ・サックス病
   テイ・サックス病は、発達遅滞と退行、筋力低下、痙攣(けいれん)、神経症状、嚥下困難(えんげこんなん)などの症状を示します。
 重症型では、2歳〜4歳で死亡してしまいます。

リピドーシスの治療法は?
対処療法、骨髄移植、欠損酵素の補充
   対処療法に加えて、骨髄移植、欠損酵素の補充療法が可能な場合もあります。

ムコ多糖症ってどんな病気?
10数種類の病型
   ハーラー症候群、ハンター症候群など、10数種類の病気が知られています。

ムコ多糖症の症状は?
病型によって症状はさまざま
   一般的な症状は、特異な顔貌(がんぼう)、関節拘縮(かんせつこうしゅく)、骨変形、巨舌(きょぜつ)、肝脾腫、心障害、角膜混濁、聴力障害、知能障害などが現れます。
 病型によって、症状は異なります。重症型と呼ばれるものほど、低年齢で急速に進行します。

ムコ多糖症の治療法は?
対処療法、骨髄移植、欠損酵素の補充
   対処療法に加えて、骨髄移植、欠損酵素の補充療法が可能な場合もあります。
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