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無汗症ってどんな病気? |
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急性と慢性 |
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全身の皮膚には、エクリン汗腺が分布して、汗を分泌しています。汗には体温を下げる作用があります。
広範囲の皮膚で汗が出ない無汗症では、体温調節ができなくなります。高温が長時間続くと、熱中症の危険が増加します。 |
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無汗症の原因は? |
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先天性と後天性、全身性と限局性 |
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無汗症の原因には、先天性の先天性無汗症と、後天性の後天性無汗症とがあります。
また、汗の出ない部分が全身の場合は全身性無汗症、体の一部に限られている場合は限局性無汗症といいます。 |
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原因となる部位 |
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交感神経の刺激によって、エクリン汗腺から汗が分泌されます。
中枢神経、脊髄神経(せきずいしんけい)、末梢神経、エクリン汗腺自体のどこかに異常があると、汗が出なくなってしまいます。 |
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無汗症の症状は? |
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限局性無汗症と全身性無汗症 |
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汗の出ない部位が狭い範囲の限局性無汗症では、特に症状はありません。偶然に気が付くことが多いです。広範囲の無汗症では、体温調節ができなくなってしまいます。
全身性無汗症では、運動時や高温環境下では、汗が出ずに体温が上昇して、倦怠感(けんたいかん)があらわれます。また、熱中症に対する注意も必要となります。 |
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先天性無汗症と後天性無汗症 |
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先天性全身性無汗症では、毛や歯にも異常をともなうことがあります。
後天性全身性無汗症では、発汗刺激時に、皮膚に痛みをともなうことがあります。 |
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無汗症の診断は? |
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神経系の検査 |
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中枢神経、脊髄神経系、末梢神経系の疾患があると、汗が出なくなります。
これらの異常の有無を調べるために、神経学的検査、画像検査をおこないます。 |
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発汗の検査 |
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汗腺に異常があるかどうかを調べるため、アセチルコリンを皮内に注射します。エクリン汗腺を刺激して、発汗の有無を検査します。
コリン刺激薬をイオンフォレーシスで導入して、発汗の有無を検査する方法もあります。 |
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無汗症の治療法は? |
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先天性無汗症 |
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残念ながら、先天性無汗症には、良い治療法が見付かっていません。
熱中症にならないように、環境に注意しながら生活をします。 |
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神経系が原因の無汗症 |
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神経疾患や、その他の疾患による無汗症の場合は、原因となっている疾患の治療を行います。 |
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無汗症かなと思ったら? |
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皮膚科へ |
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無汗症には多くの原因があります。
皮膚科専門医の診察を受け、正しい診断をしてもらいましょう。適切な対応が大切となります。 |
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