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 ノロウイルス感染症

ノロウイルス感染症の概要は?
おもな症状
  下痢
嘔吐
腹痛
発熱
似ている病気・関連のある病気
  急性胃腸炎
感染性腸炎
ロタウイルス下痢症
赤痢アメーバ
ランブル鞭毛虫(ジアルジア)
赤痢菌(細菌性赤痢)
出血性病原性大腸菌(O157:H7など)
ブドウ球菌食中毒
ボツリヌス菌(ボツリヌス中毒)
サルモネラ腸炎
チフス菌(腸チフス)
アデノウイルス

ノロウイルス感染症ってどんな病気?
小型ウイルス感染症
 
写真
 ノロウイルス感染症は、小型(球形)ウイルス感染症のうちのひとつです。非細菌性急性胃腸炎ともいわれます。ウイルス性下痢症、ウイルス性食中毒を起す代表的なウイルスです。
 ノロウイルス以外にも、サポウイルス、アストロウイルスなどが存在します。
11月〜12月に流行
   乳幼児では、11月〜12月の初冬を中心に急に発生します。成人では、二枚貝(カキなど)などを生で食べた場合に感染します。症状には個人差があります。
 学校、施設、旅行先などで、集団食中毒として発生することがあり、感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染し、二次感染として発生することもあります。
 空気の乾燥した冬に感染することが多く、「おなかの風邪」、あるいは「おなかのインフルエンザ」とも呼ばれます。嘔吐、下痢、腹痛をともなう「風邪」として、治療されてしまうこともあります。
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ノロウイルス感染症の症状は?
突然の嘔吐と下痢
   ノロウイルス感染症の症状は、突然、嘔吐と下痢が起こります。発熱、呼吸器症状をともなうこともあります。
 食中毒の場合は、食後12時間〜48時間に症状があらわれます。
 軽症の場合は、気持ちが悪い程度で治癒します。しかし重症になると、脱水症状があらわれます。まれに、痙攣(けいれん)、腸重積などが起こることもあります。

ノロウイルス感染症の診断は?
乳幼児の場合は違う検査
   乳幼児では、冬期の下痢症の場合は、まずロタウイルスによる下痢症を疑います。しかし初冬には、ノロウイルス感染症も含む小型ウイルス感染症が多くみられます。
 学童、成人では、細菌性食中毒、またはウイルス性の食中毒をまず疑います。
検査方法
   現在、ノロウイルスに関しては、酵素抗体法、あるいはイムノクロマト法が開発され、近いうちに一般外来での迅速な診断が可能になると考えられます。10分〜20分以内に診断ができます。
 食中毒の集団発生では、遺伝子増幅法での診断が行われます。サポウイルス、アストロウイルスでも、遺伝子増幅法が用いられます。

ノロウイルス感染症の治療法は?
対症療法
   ノロウイルス感染症でも、一般の下痢、ロタウイルス下痢症でも、同様の治療法をとります。
 嘔吐に対しては、鎮吐薬(ちんとやく)を使用します。
 経口摂食が可能であれば、少量で回数を多くした食事を原則とします。経口補液を行うこともあります。経口での摂食が不可能な場合、入院して経静脈輸液を行います。
止痢薬は使いません
   原則として、止痢薬は使用しません。
 ラックB、ビオフェルミンなどの生菌製剤は使用します。
水分補給が大切
   下痢による脱水を防ぐために、水分を補給することが大切です。
 特にスポーツドリンクや、下痢の時に失われがちなカリウムなどの電解質を含んでいるので、このような時には最適な飲料となります。特に電子レンジで人肌程度に温めて飲むのが理想的です。
ワクチン開発中
   残念ながら、ワクチンは開発途上にあります。

ノロウイルス感染症かなと思ったら?
他にもいませんか?
   原因となる食材、あるいは周囲に同じ症状を示す人がいるかどうかを確認します。いる場合は、医師を通して保健所に報告が行われます。
下痢が起きたら受診を
   下痢が数回みられたり、痙攣などのほかの症状があらわれたら受診しましょう。
 子供の場合、小児科専門医のいる医療機関を受診するのが理想です。
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