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出血した部位と大きさによって症状が変わります |
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頭痛、嘔吐のほか、意識障害が多くの症例で認められます。種々の脳局所症状があらわれますが、血腫部位によって症状が異なります。
脳出血は必ず脳組織を破壊するので、血腫の部位と大きさに応じて、神経症状が出現します。慢性期になっても、なんらかの後遺症を伴うことが多いです。 |
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被殻出血(40%) |
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血腫と反対側の顔面を含む半身麻痺と、感覚障害があらわれます。左側の病変の場合、失語症(しつごしょう)などの言語障害があらわれます。 |
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視床出血(35%) |
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血腫と反対側の感覚障害と、半身麻痺があらわれます。 |
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小脳出血(10%) |
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回転性のめまい、歩行障害があらわれます。頭痛や嘔吐もよくみられます。 |
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大脳皮質下出血(10%) |
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脳局所症状があらわれます。頭頂葉(とうちょうよう)、側頭葉(そくとうよう)、前頭葉(ぜんとうよう)などの皮質下がよく起こる部位です。症状は、出血する部位に応じて違いますが、軽度から中等度の半身麻痺、半盲、失語症などがみられます。 |
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橋出血(5%) |
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突然の意識障害、昏睡状態、四肢麻痺がおこります。 |