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神経症状がなければ |
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脚の痛み、しびれなどの神経症状をともなわない、骨粗しょう症 による脊椎圧迫骨折の場合、2週間〜3週間、安静にすると、痛みは次第に軽くなっていることが多いです。
簡単な腰椎固定バンドなどで固定し、痛みが軽くなるまでベッド上で安静にします。 |
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寝たきりにならないように |
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高齢者の場合、長期間ベッドで安静にしていると、呼吸器や尿路系の感染を起こしたり、認知症が発生することがあります。
ほかにも、急速に脚の筋力が低下し、起立・歩行ができるようになるまで、さらに長期間を要するようになることもあります。
痛みが軽くなったら、コルセットを巻いたまま、画像検査や痛みの状態に応じて、起きて、歩く練習を開始します。
しかし場合によっては、骨が癒合(ゆごう)しないこともあり、骨が後々、脊髄や馬尾神経(ばびしんけい)を圧迫し、麻痺を起こしたり、排尿・排便の障害を起こすこともあるので、注意して経過をみていきます。 |
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手術 |
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脊髄損傷 が認められた場合、手術的治療が検討されます。 |