|
アメリカによる診断基準 |
|
アメリカの摂食障害の診断基準です。DSM-W-TRを参考にしています。 |
|
神経性無食欲症の診断基準 |
|
神経性無食欲症の診断基準(DSM-W-TR) |
|
年齢と身長に対する正常体重の最低限、またはそれ以上を維持することの拒否。
たとえば、期待されている体重の85%以下の体重が続くような体重減少。成長期間中に期待されている体重増加がなく、期待される体重の85%以下になる。 |
|
体重が不足している場合でも、体重が増えること、または肥満することに対する強い恐怖。 |
|
自分の体重、または体型の感じ方の障害、自己評価に対する体重や体型の過剰な影響、現在の低体重の重大さの否認。 |
|
初潮後の女性の場合、無月経。月経周期が連続して少なくとも3回は欠如している。
エストロゲンなどのホルモン投与後にのみ月経が起きている場合、その女性は無月経とみなされます。 |
|
|
病型の特定 |
|
神経性無食欲症の病型特定(DSM-W-TR) |
制限型 |
現在の神経性無食欲症のエピソード期間中、患者さんは規則的にムチャ食いや、排出行動(自己誘発性嘔吐、下剤・利尿剤・浣腸の使用)を行ったことがない場合。 |
むちゃ食い・排出型 |
現在の神経性無食欲症のエピソード期間中、患者さんは規則的にムチャ食いや排出行動(自己誘発性嘔吐、下剤・利尿剤・浣腸の使用)を行ったことがある場合。 |
|
|
神経性大食症の診断基準 |
|
神経性大食症の診断基準(DSM-W-TR) |
|
ムチャ食いのエピソードの繰り返し。
他とはっきり区別される時間帯に、普通の人が食べる量よりもはるかに多い食物を食べること。
ムチャ食いの期間中、食べるのをやめることができない、または多く食べているかを制御できないという感じがする。 |
|
体重の増加を防ぐため、不適切な代償行為を繰り返す。自己誘発性嘔吐、下剤・利尿剤・浣腸・その他の薬物の誤った使用、絶食、過剰な運動。 |
|
ムチャ食い、不適切な代償行為を、平均して少なくとも、3ヶ月間に週2回起こっている。 |
|
自己評価は、体型、体重の影響を過剰に受けている。 |
|
障害は、神経性無食欲症のエピソード期間中にのみ起こるものではない。 |
|
|
病型の特定 |
|
神経性大食症の病型特定(DSM-W-TR) |
排出型 |
神経性大食症のエピソード期間中、定期的に事故誘発性嘔吐をするか、下剤・利尿薬・浣腸の誤った使用をする。 |
非排出型 |
神経性大食症のエピソード期間中、絶食、過剰な運動などの不適切な代償行為を行ったことがあるが、定期的に自己誘発性嘔吐、下剤・利尿剤・浣腸の誤った使用はしない。 |
|