トキソプラズマ症の概要は? |
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おもな症状 |
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先天性感染では中枢神経系障害
後天性感染ではほとんどが無症状 |
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起こりやすい合併症 |
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エイズや、免疫不全患者の日和見感染では、トキソプラズマ脳炎や、脳膿瘍(のうのうよう)を起こすことがあります。 |
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トキソプラズマ症ってどんな病気? |
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原虫感染症です |
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世界中の自然界に広く分布する人畜共通の原虫感染症です。大部分が不顕性感染です。
日本では、成人で20%〜30%の人が感染していて、加齢とともに感染率が高くなる傾向があります。フランスでは生肉を食べる食習慣があるため、85%近くの人が感染しています。
発症者は10%程度です。 |
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トキソプラズマ症の原因は? |
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さまざまなところから感染します |
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トキソプラズマ・ゴンディという原虫が病原体で、ネコ科の動物が終宿主となります。人間を含む多くの動物が中間宿主となります。
人間には初感染妊婦から胎児への先天性感染、食肉中の嚢子やネコ の糞便中に排出されるオーシストの経口摂取による後天性感染など、ざまざまな形で新入します。
ネコにとっても不顕性感染で、ほとんどの場合、発症しません。ネコ免疫不全ウイルスによるネコのAIDS(後天性免疫不全症候群)などのために免疫機能が低下し中枢神経系、眼、消化器等の異常や流産・死産がネコのトキソプラズマ症として出現することがあります。 |
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トキソプラズマ症の症状は? |
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先天性感染 |
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妊娠の数ヶ月前、あるいは妊娠中に初めてトキソプラズマに母親が感染する結果、先天性感染が起こります。娠前の6ヶ月以上前では,母親がトキソプラズマに感染しても,胎児への影響ありません。
先天性感染の場合は、流産、早産、または感染児を分娩することがあります。
感染児のおもな症状は、中枢神経系の障害に基づく、網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん)、脳水腫(のうすいしゅ)、脳内石灰化(のうないせっかいか)と、精神運動機能の発達遅延です。発熱、貧血、肝腫、脾腫、リンパ節肥大などが現れることもあります。
母親を治療することによって、先天性のトキソプラズマ症の発生を減らせるので、正確で迅速な診断がとても重要です。
赤ちゃんに感染する確率は60%程度で、発症する確率は1%未満だそうです。 |
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後天性感染 |
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健康な人の後天性感染の場合は、ほとんどが感染しても無症状のまま経過します。発症率は10%程度です。
大量感染や、免疫能力が低下している時の感染では、髄膜脳炎(ずいまくのうえん)、心筋炎(しんきんえん)、肺炎、リンパ節炎、網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん)を起こすことがあります。通常は、リンパ節が腫れたり、インフルエンザ に似た症状が出る程度です。
最近は、エイズや免疫不全患者の日和見感染では、壊死性脳炎(えしせいのうえん)、脳膿瘍(のうのうよう)に進展する場合もあります。 |
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トキソプラズマ症の治療法は? |
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さまざまなところから感染します |
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治療には、ピリメサミンと、サルファ剤、またはアセチルスピラマイシンとの併用療法が効果的です。
トキソプラズマ症を予防するためのワクチンはありません。 |
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トキソプラズマ症の予防法は? |
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先天性感染を防止 |
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重要なのは、母子感染による先天性感染を防止することです。
トキソプラズマ非感染妊婦と、ネコとの接触は避け、十分に加熱されていない肉は食べないことです。
また、胎児や新生児に影響を及ぼす主な感染症には、風疹、伝染性紅班(リンゴ病)、サイトメガロウイルス感染症、トキソプラズマ症があります。 |
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すでに感染している人は? |
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すでに感染している女性が妊娠した場合、抗体が産生されているので、胎児に先天性感染を起こす危険はほとんどありません。
ほとんど症状が見られないか見られても軽微なことから、通常では免疫の働きが体の中に残ったトキソプラズマを抑え込んでしまうので、それほど心配する必要はありません。 |
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ネコの感染予防法は? |
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完全に室内で飼い、外に出さないこと。フードは市販のキャットフードを与えること。 |
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言葉の意味 |
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日和見感染 |
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『ひよりみかんせん』と読みます。
抵抗力が弱まったため、普通は病原性を示さない菌による感染が起こることをいいます。 |
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不顕性感染 |
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『ふけんせいかんせん』と読みます。
病原菌などに感染したにもかかわらず症状が現れないことをいいます。抗原抗体反応で抗体ができていることから感染したことがわかります。無症状感染、潜在感染、サイレント・インフェクションなんて言ったりもします。 |
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