痔ろう(じろう)の概要は? |
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おもなな症状 |
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排膿
肛門周囲の腫脹(しゅちょう)
発熱
痛み |
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似ている病気 |
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嵌頓痔核(かんとんじかく) |
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起こりやすい合併症 |
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嵌頓痔核(かんとんじかく) |
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痔ろうってどんな病気? |
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直腸・肛門部の感染症 |
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直腸、肛門部の感染症です。かつては、結核 による病気と考えられていました。
直腸、肛門周囲に膿(うみ)が溜まった段階を『肛門周囲膿瘍』といいます。溜まった膿が排出され、その結果として直腸、肛門と交通のある難治性の管ができてしまうと、『痔ろう』といいます。漢字で『痔瘻』、また『あな痔』とも呼ばれます。 |
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痔ろうの原因は? |
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肛門陰窩から |
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直腸と肛門の境目の歯状線(しじょうせん)には、深さ約1mmの小さなくぼみがあります。このくぼみのことを、肛門陰窩(こうもんいんか)といいます。この小さなくぼみが、肛門全周で6個〜11個、平均で8個あります。 |
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肛門周囲膿瘍の原因 |
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身体の抵抗力が弱っていて、下痢をした場合などに、この小さなくぼみに下痢便が入り込んだりすると、便の中の大腸菌がこの小さなくぼみに連結する肛門腺(こうもんせん)という腺組織に感染を引き起こしてしまいます。
その腺組織の感染が原因となって、膿が直腸や、肛門周辺に広がっていき、肛門周囲膿瘍となります。 |
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痔ろうの原因は、肛門周囲膿瘍 |
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溜まった膿が自然と破れるか、切開されるかして排膿されると、結果として歯状線の小さなくぼみを入り口として、肛門腺の感染部を膿の元とする、直腸、肛門との交通のある管が形成されてしまいます。
この状態を痔ろうといいます。 |
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自然治癒はしません |
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いったん膿の管ができてしまうと、それは肛門と交通して、なおかつ膿の入り口があるわけなので、自然治癒はしません。 |
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痔ろうの症状は? |
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発熱 |
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肛門周囲膿瘍になり膿が溜まると、39度前後、ひどい場合には40度以上の発熱があります。 |
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膿が溜まった部分が腫れ、激しい痛みがともなう |
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しだいに、膿が溜まった部分が腫脹してきます。膿が溜まった部分の皮膚表面が発赤(ほっせき)することもあります。
また、夜も寝ていられないほどの、激しい痛みが生じます。 |
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膿が排出されると症状は治まる |
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表に破けたり、肛門の中に破けて出口ができれば、膿が排出され、腫脹、痛み、発熱などの症状はなくなります。 |
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症状は治まっても、治ってはいない |
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膿の出口ができると、そこから膿が排出されます(排膿)。出た膿によって下着が汚れたりします。
出口は塞がって治ったかと思っていると、また膿が溜まって破れ、膿が出てくるということを繰り返します。 |
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痔ろうの治療法は? |
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切開して膿を出します |
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肛門周囲膿瘍では、膿が溜まった状態になっているので、一刻も早く切開して排膿します。肛門の周囲の皮膚、もしくは直腸肛門内の粘膜に切開を加え、溜まった膿を外に排出させます。 |
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様子を見てから、処置を決定する |
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切開し、十分に膿の出口を作ったところで、抗生物質、鎮痛剤の投与を行います。
その後、しばらく外来で経過を観察します。まれではありますが、抗生物質で痔ろうが消退し完治することがあります。再び痔ろうを形成するようであれば、手術を行います。 |
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切開開放手術 |
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手術の方法は、基本的には膿の管を切り開いて、膿の入り口、膿の元を切除する方法で行います。これを切開開放手術といいます。
しかし、この手術方法ではろう管の走る深さ、部位によっては括約筋の切開が大きな犠牲となってしまい、痔ろうが治ったあとでも肛門がいびつになったり、筋肉の締まりが悪くなってしまったりすることがあります。 |
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括約筋温存手術 |
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痔ろうのタイプによっては、手術は括約筋をなるべく残しながら痔ろうの膿の入り口、膿の元を除去する手術法を行います。 |
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痔ろうかなと思ったら? |
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すぐに医師の受診を |
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肛門周囲膿瘍では、一刻も早く医師を受診し、切開排膿を受けることが大切です。
我慢していたり、鎮痛剤などの販売薬で我慢してしまってはいけません。膿を広げ、病気を進展させ、複雑にしてしまいます。 |
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温めずに、冷やす |
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医師を受診するまでの応急処置としては、肛門部を冷やすことです。
入浴などで温めてはいけません。温めるのは一時的に痛みを緩和させますが、後で化膿を進展させる結果となってしまいます。 |
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手術を受けないと治りません |
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痔ろうは、基本的には手術を行わなければ治りません。
すぐに受診できなかったり、手術を受けられなかったりする場合は、下痢をしないように注意しましょう。下痢は痔ろうの原因でもあり、症状を悪化させます。下痢をしないためにも、アルコール類、暴飲暴食は避けましょう。 |
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肛門部は清潔に |
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肛門部を温湯で洗い清潔にしておくことも、痔ろうを治さないまでも、痔ろうによって生じる症状の緩解に役立ちます。 |
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