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オオキバナカタバミ


オオキバナカタバミ
[和名・種類]

オオキバナカタバミ

[学名]

Oxalis pes-caprae

[英名]

Bermuda buttercup

[名前の由来]

大黄花片喰。大きな花のカタバミのこと。
別名、オオカタバミ、キイロハナカタバミなど。

[分布]

南アフリカ原産

[科名]

カタバミ科カタバミ属

[花色]

黄色

[花期]

1月2月3月4月10月11月12月

[特徴・解説]

 人家近くの道端、空き地などに生える南アフリカ原産の多年草。
 高さは15cm〜30cmになります。やや大形で、全体はほとんど無毛です。地下のやや深いところの鱗茎から地上茎を伸ばし、10数本の葉を出します。
 花茎は長さ15cm〜30cmあり、散形花序をつけ、鮮黄色の5弁花を咲かせます。1花序に径約3cmの花を10個前後つけ、大きくて目立ちます。
 葉は地面から生える根生葉です。葉柄は長さ10cm〜17cm、3枚の小葉は幅1cm〜2cmの倒心形です。明るい緑色で、紫褐色の斑点が点在し、小葉の基部も紫褐色です。
 果実は刮ハで、熟すとはじけて種子を飛ばします。ただし、ほとんど結実せず、鱗茎で増えます。
 アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど、熱帯〜亜熱帯に広く帰化し、雑草化しているところもあります。明治時代中頃に観賞用として日本に導入され、その後、東京湾沿岸を中心に帰化しました。現在では中部地方以南に多く帰化しています。

[観察・感想]

 オオキバナカタバミの花の写真です。
 とってもたくさんのオオキバナカタバミの花が咲いていたので、とても綺麗でした。もともとは日本には生えていない植物なので、生えていてはいけないのですが・・・。このように花が綺麗なため、刈り取られることなく残っています。かなり性質は丈夫なので、一度増えると減らすのは難しいんです。
 種子はできませんが、地下にある鱗茎を移動することで分布を広げていきます。鱗茎を移動させる人なんていないから、増えることなんてないから心配する必要なんてないと思うかもしれませんが・・・。工事などで土を移動させることで、分布が広がっていきます。造成地や工事が行われた場所で、見かけることが多いのはこういった理由によります。
 西日本で多く見かける帰化植物で、関東地方ではそれほど多くありません。東北以北では少ないです。九州南部に多いみたいです。

[写真撮影]

2009年03月17日

横須賀市野比
横須賀市野比
オオキバナカタバミ
オオキバナカタバミ
オオキバナカタバミ
オオキバナカタバミ
オオキバナカタバミ
オオキバナカタバミ
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