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 イタビカズラ

イタビカズラ

[名前] イタビカズラ
[学名] Ficus nipponica
[名前の由来] いたび蔓。イタビはイヌビワのことで、つる性のイヌビワのこと。
[分布] 福島県・新潟県以西
[科名] クワ科イチジク属
[花色] 緑色
[花期] 6月7月
[特徴]  林縁などに生える、常緑つる性木本。付着根を出して、岩などに張り付いて広がります。
 樹皮は黒褐色になります。本年枝は褐色で伏毛があります。枝や葉を折ると、白色の乳液が出ます。
 葉は互生し、長さ6cm〜13cm、幅2cm〜4cmの長楕円状披針形です。先端は尾状に長くとがり、基部は円形で、全縁です。質は厚く両面とも無毛です。側脈は5対〜8対で、主脈から50度〜60度の角度で分岐します。葉脈は暗褐色で、長さ1cm〜2.5cmで、短毛が密生します。
 雌雄別株です。花は葉脇、または葉痕の脇に花嚢(かのう)が1個〜2個つきます。花嚢は長さ5mm〜7mmの長卵形で、表面には灰白色の毛が密生します。オスとメスの花嚢の形は同一です。
 果実は直径1cmほどの球形の果嚢(かのう)です。9月〜11月に黒紫色に熟します。
[感想]  情報提供してくださったおかだ様、ありがとうございます。
 やっと名前が判明しました。ハイキングコースの端などに必ずといって生えている、小さな植物。つる性の植物のようで繋がっているみたいなんです。冬でも青々としているから多年草か、常緑樹かのどちらかだけど、多年草にしては茎が木質化しているし、常緑樹にしてはずいぶん小さいし、なんだろうと思っていました。
 イタビカズラの幼木とのことでした。図鑑には掲載されていない幼木の姿、いくら図鑑を調べてもわからないわけです(^^ゞ。幼木と成木とでは、姿がかなり違っているそうです。
[撮影日] 2006年04月04日
[関連ページ] 身近な植物図鑑:イヌビワの果実(2006年08月02日)
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