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ヨウシュイブキジャコウソウ


ヨウシュイブキジャコウソウ
[和名・種類]

ヨウシュイブキジャコウソウ

[学名]

Thymus serpyllum

[英名]

Creeping thyme

[名前の由来]

洋種伊吹麝香草。ヨーロッパ原産のイブキザコウソウのこと。
別名、クリーピングタイム、ワイルドタイム。

[分布]

ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ

[科名]
シソ科イブキジャコウソウ属
[花色]
淡紅色白色
[花期]

4月5月6月

[特徴・解説]

 乾燥した砂礫地や草原などに生える、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ原産の常緑小低木。
 地面を這うように広がり、茎は斜上し木質化し、高さは10cm〜30cmになります。全体に芳香を持ちます。
 葉は対生し、長楕円形で、先端は丸く鋸歯はありません。
 花は唇形花で、淡いピンク色や白色の小さな花を先端に集まって咲かせます。園芸品種も多く、花色は多様です。
 和名であるヨウシュイブキジャコウソウより、ハーブとしてクリーピングタイムやワイルドタイムと呼ぶのが一般的です。肉類、スープ、シチューの香り付けに使用されます。殺菌作用や消化促進などに優れた効果があり、風邪をひいたときのハーブティーに使用されます。ハーブとして栽培されるほか、グラウンドカバーや養蜂用にも栽培されます。ミツバチや養蜂家にとって重要な蜜源植物である。ギリシャや地中海地方では、蜂蜜が名産品として知られています。
 育て方は、やや乾燥した場所を好みます。耐寒性もあり丈夫ですが、梅雨〜夏季の高温多湿を嫌うので、剪定して風通しを良くします。挿し木や株分けで、増やすことができます。

[観察・感想]

 「ヨウシュイブキジャコウソウ」といってもわかる人はいないと思います。いわゆるハーブのタイムの一種です。タイムの中でも何種類もありますが、クリーピングタイムやワイルドタイムと呼ばれたりする種類になります。一般的に園芸店で流通している「クリーピングタイム」の名前で掲載しようかなーとも思ったんですが、あえて和名のヨウシュイブキジャコウソウにしてみました。かえってわかりづらくなってしまったかもしれない・・・
 挿し木でも比較的簡単に増やすことができるらしいです。ハーブなので、乾燥気味に育てるのが一般的ですが、挿し木の時はどうすればいいんだろう。もしかしたら匍匐枝をじっくり探せば、すでに根が出ている枝を発見することができるかもしれない。
 あとはどうやって持ち帰るかが問題になるんですが・・・。持ち帰ると花泥棒になってしまう、うーん、やっぱり泥棒は良くないので自分で育てるのは諦めましょう。

[写真撮影]

2008年04月13日

ヨウシュイブキジャコウソウ
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