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 シロバナマンテマの果実

シロバナマンテマ

[和名・種類] シロバナマンテマ
[学名] Silene gallica
[英名] Common catchfly
[名前の由来] 白花まんてま。白い花のマンテマのこと。
[分布] ヨーロッパ原産
[科名] ナデシコ科マンテマ属
[花色] 白色淡紅色(果実:茶色に掲載)
[花期] 5月6月7月8月
[特徴・解説]  海岸、埋め立て地、道端、空き地などに生えるヨーロッパ原産の越年草。
 茎は下部から分枝し、上部は直立し、高さ20cm〜50cmになります。全体に粗毛と腺毛が生え、ややべた付きます。
 葉は対生し、長楕円形〜へら形で、長さ2cm〜4cmになります。全縁でやや波打ち、無柄です。
 茎先に直径約1cmの5弁花を、一方向に向けて付けます。花弁は白色〜淡紅色で細く、ほぼ全縁です。萼には10脈あり、萼筒は壺形で10個の稜があり、花後は膨らみ卵形になります。
 果実は刮ハで、6裂します。
 観賞用に移入されたものが、各地で広く野生化しています。良く似た植物にマンテマ、ホザキマンテマがあります。マンテマの花弁は濃紅色で、ホザキマンテマの花弁は2深裂します。
[レポート]  シロバナマンテマの熟した果実の写真です。
 熟したというより、枯れたといった方が正しいかな。植物そのものが、すでに枯れていました。シロバナマンテマは、秋頃になると種子から芽が出てきて、冬を越して、春になると花を咲かせます。夏には果実が熟して、種子ができます。こんな感じの生活スタイルをしています。冬を越して開花するので、越年草とか、二年草と呼ばれます。
 シロバナマンテマの果実は、とても変わった形をしています。マンテマ属の植物の特徴かな。トックリのような、ツボのような、そんな感じの果実を付けます。このツボの中に、小さな種子がたくさん入っています。
 マンテマやホザキマンテマと良く似ていますが、もっとも広く分布しているのがシロバナマンテマです。荒れ地や造成地などで、群生していることが多いです。少しずつ、分布が広がっているような気がします。
 それにしても、マンテマって、なんでマンテマなんていう変わった名前が付けられているんだろう。名前の由来は諸説あるようですが、はっきりした由来は不明なようです。
[写真撮影] 2008年07月03日
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