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ハナシュクシャの花


ハナシュクシャ

[和名・種類]

ハナシュクシャ

[学名]

Hedychium coronarium

[英名]

Ginger lily

[名前の由来]

花縮砂、花縮紗。花を咲かせるシュクシャのこと。
別名、縮砂、縮紗(シュクシャ)。漢方薬の名前。
別名、ジンジャー、ジンジャーリリー、ホワイトジンジャーなど。流通名や英名から。

[分布]

インド、マレー半島原産

[科名]

ショウガ科シュクシャ属

[花色]

白色淡黄橙色

[花期]

8月9月10月

[特徴・解説]

 インド、マレー半島原産の多年草。
 茎は葉が鞘状になった偽茎で、直立し、高さ1m〜2mになります。根茎状の地下茎で増えます。
 葉は互生し、無柄で、長さ22cm〜55cm、幅6cm〜10cmの長楕円形〜披針形で、先端は尖り、2列に並びます。表面は光沢があり、裏面は淡褐色の長毛が密生します。
 茎先に長さ約15cmの穂状、もしくは密錘花序を出し、美しい花を咲かせます。花被片は6個あり、外花被片3個は合着して花の付け根にあります。内花被片3個は付け根は合着し、先端が3つに分かれます。雄しべのうちの1個は、花弁状に変化しています。雄しべと雌しべがひとつになり、飛び出しています。短日植物のため、夕方に花を咲かせます。
 果実は刮ハですが、あまり結実しません。熟すと下部が裂けて種子が散布されます。
 観賞用に栽培され、耐寒性があり、暖地では屋外で越冬可能です。食用のショウガとは別種です。日本には江戸時代に渡来しました。花は芳香があり、香水に使用されます。

[観察・感想]

 いちよこれでも、野に生えていたんですよ。だから野草ってことにしようかなーと思って掲載しました。調べてみたら園芸品種だったんですね。って、当たり前か(^^ゞ
 かつてどこかの誰かが植えたのが、野生化したのかもしれません。
 いやぁ〜、見事なものですねー。見事に10年間近く、カンナだと信じ込んで掲載をし続けていました。カンナの特徴や解説について、新しく加筆をしていたところ・・・。「ちょっと待て、コレはカンナじゃないぞ」っていうことに気が付いたんですよ。カンナとは、葉の形や葉の付き方も違うし、花の形も花の咲き方も違うし。
 そこで、ちゃんと調べてみたところ・・・。ショウガの仲間の、ハナシュクシャでしたー。オレンジ色の花を咲かせるため、ニクイロシュクシャかもしれない。ハナシュクシャの園芸種でも、オレンジ色の花を咲かせる品種があるので。そのへんの正確な見分けについては、あまり気にする必要はないかなーと思います。ハナシュクシャってコトにしておいて、良いのでは。

[写真撮影]

2003年08月31日

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