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ミツバアケビの果実


ミツバアケビ

[和名・種類]

ミツバアケビ

[学名]

Akebia trifoliata

[英名]

Three leaf akebia

[名前の由来]

三葉木通、三葉通草。葉が3枚のアケビのこと。

[分布]

日本各地、中国

[科名]

アケビ科アケビ属

[花色]

黒紫色

[花期]

4月5月

[特徴・解説]

 山地に普通に生えるつる性落葉樹。
 樹皮は灰黒褐色で、円形の皮目があります。つるは右巻きで、他の木などに巻きついて長く伸びます。古いつるには短枝が発達します。
 葉は互生し、長い葉柄を持つ3出複葉です。古いつるでは、短枝に集まってつきます。小葉は卵形で、縁に波形のあらい鋸歯があります。
 雌雄同株です。総状花序を垂らし、黒紫色の花をつけます。花には花弁はなく、花弁状の萼片が3個あります。花序の先端に雄花が10数個つき、基部側に大型の雌花が1個〜3個つきます。雄花は直径約5mm、オシベ6個、雌花は直径2cm〜4cm、円柱形のメシベが3個〜6個あります。
 果実は液果で、長さ約10cmの楕円形です。果皮は厚く、10月に紫色に熟すと縦に裂けます。種子は黒褐色です。
 果実はアケビに似て、果肉、果皮に甘味があり食用になります。若芽も山菜として食用になります。つるは細工物に利用されます。

[観察・感想]

 ミツバアケビの果実の写真です。
 一般的には、ミツバアケビの果実は、熟すと紫色になるのですが。私が見付けたミツバアケビの果実は、熟しても白っぽい色をしていました。果実の色から考えると、ミツバアケビよりもアケビに近いなーって思ったのですが。葉っぱを確認してみたら3枚だったので、やっぱりミツバアケビでした。
 どうやら、熟しても、紫色にならないものもあるみたいです。
 アケビの果実って、意外と高級食材だったりします。アケビもミツバアケビも、それほどめずらしい植物ではないのですが。専門に栽培されることが少ないんだと思います。収穫量が少ないということもあるのかもしれません。1個300円くらいになっちゃうんじゃないかなー。1個300円の果物って、かなりの高級品だと思います。
 味はどうかというと、そんなに美味しいものではないと思います。値段を考えると、買う気にはなれないかな。子供の頃、必死になって採ったけど、食べてみたらあんまり美味しくなかった(^^ゞ

[写真撮影]

2008年10月21日

ミツバアケビ
ミツバアケビ花
ミツバアケビ
ミツバアケビ花
ミツバアケビ
ミツバアケビ花
ミツバアケビ
ミツバアケビ果実
ミツバアケビ
ミツバアケビ果実
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