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収玄寺
収玄寺
日蓮宗のお寺で、山号は四条山、本山は光則寺です。本尊は十界曼荼羅です。
江戸時代後期の文政年間(1818年〜1829年)、日蓮の信者だった四條金吾頼基の邸宅跡に、妙詣尼(みょうけいに)によって捨身護法、法華色読の聖地として建立されました。
当初は収玄庵と称していましたが、1923年(大正12年)に光則寺の日慈(にちじ)が本堂を建て、第二次大戦後に寺号を収玄寺に改めました。
本堂の屋根は胴葺きで、本堂内には日蓮と四條金吾夫妻の像が祀られています。
東郷平八郎の揮毫による四条金吾邸址の石碑があります。
日露戦争のときに連合艦隊を率いた東郷平八郎は、日蓮宗の信者でもあったことが縁になっています。
東郷平八郎|人物事典
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境内の庭は、四季折々の花が楽しめます。
●四條頼基(1229年(寛喜元年)〜1296年4月25日(永仁4年3月15日))
鎌倉時代中期から後期にかけての武士で、日蓮の有力檀越です。官位が左衛門尉だったので、左衛門尉の唐名である金吾と称され四条金吾とも呼ばれています。法名は日頼といいます。
1221年(承久3年)、承久の乱後、父・四条頼員の代から北条氏一族の名越朝時・光時父子に執事として仕え、名越氏が信濃国伊賀良荘の地頭となると代官として赴任しました。
1253年(建長5年)、日蓮の説法に深く帰依し、1271年(文永8年)の龍ノ口法難で日蓮に殉死しようとしました。日蓮の『開目抄』は佐渡島から鎌倉の頼基の許へ送られ、門下に広く示されました。
晩年には甲斐国内船(現在の山梨県南巨摩郡南部町)の地を与えられ、内船寺を建立しています。
●Shugenji Temple (The Nichiren sect)
Shinjo Kingo Yorimoto (Born 1229-Died 1296)
This place was formerly the residence of Shinjo Kingo, who was a vassal of
Ema Mitsutoki and such an unparalleled faithful believer of the religion of
Nichiren that he made up his mind to die a martyr to Nichiren when he was persecuted
in 1271.
Shinjo Kingo was one of the four big supporting members of Nichiren.
In Edo period, his residence was remodelled into this temple as a holy place
of the Nichiren sect.
江ノ電長谷駅下車 徒歩2分
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収玄寺の写真
黒い門が特徴の収玄寺。
江ノ電の長谷駅から長谷寺や大仏へと向かうルートなので多くの人の往来がありますが、そのほとんどの人がそのまま寺前を通り過ぎてしまいます。
みなが通り過ぎて行くと、入っちゃいけないお寺なのかなって気になってしまい、私自身もあまり入ったことがありません。
本堂が見えてきました。
境内にはとてもたくさんの植物が植えられているので、植物観察をするだけでも楽しめそうな印象です。
植物たちと一緒に本堂の写真が撮れるので、花の咲く時期に訪れると、良い写真が撮れそうな気がします。
だけど、太陽の向きの関係で、ちょっと撮影しづらかったです(^_^;)
どこから本堂の写真を撮れば、良さそうな構図になるのかなって試行錯誤してみて失敗した事例(^_^;)
太陽の向きの関係もあって、良さそうな構図は見付けられませんでしたが、腕の良いカメラマンなら良い写真が撮れるんだろうなって思います。
たくさんの史跡を回りたいと思って、作業的な史跡巡りになってしまうことが多いんだけど、これからはひとつひとつをじっくりと見て回りたいなーなんて思っています。
本堂でお参りしました。
ご利益が得られるかな?
いつも、特別な願い事はしないことにしてるんだけどね。
後光が差したかのような写真になりました。
創建当時は収玄庵と呼ばれていたそうなので、扁額にも収玄庵って書かれてありました。
扉が開いていたので、ちょこっとだけ本堂の中の写真を撮ってみました。
イスのように見えるのは、きょくろくです。漢字では曲録って書きます。なぜか昔から曲録が好きなんですよー。
四條金吾邸址、伯爵東郷平八郎書って刻まれている大きな石碑。
裏面には小さな文字がたくさん刻まれていたんですが、うまく写真が撮れなかったので、文字は読み取れませんでした。
日露戦争で有名な軍人ですが、とても字が上手な人としても有名なんですよ。
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