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底脱ノ井
底脱ノ井
鎌倉十井のひとつ。
海蔵寺の入り口にあります。
中世の武将の足立奏盛の娘・千代能が、ここに水を汲みに来た時、水桶の底がスッポリと抜けてしまいました。このとき、心の中のモヤモヤがスーッと解けて、悟りが開けたらしいです。
「千代能が いただく桶の 底脱けて、水たまらねば 月もやどらず」と歌ったことから、「底脱の井」と呼ばれるようになりました。
また、室町時代に上杉氏の娘が尼になって修行していたとき、夕飯の支度に水を汲みに来ると桶の底がスッポリと抜けてしまいました。このときも同じように、心の中のモヤモヤが解けて悟りが開けたんだとか。
その尼が 「賤の女が いただく桶の 底脱けて ひた身にかかる 有明の月」と歌い、「底脱の井」の由来となったと言われています。
いずれにしても、井戸の底が抜けて底なしの井戸というわけではなく、心の底が抜けて、わだかまりが解け、悟りが開けたというところは共通しています。
海蔵寺|鎌倉市扇ガ谷
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鉄ノ井|鎌倉市雪ノ下
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虚空地蔵堂・星の井|鎌倉市坂ノ下
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JR鎌倉駅下車 徒歩25分
底脱ノ井の写真
たまたま発見した「底脱の井」。
鎌倉十井に「底脱の井」があることは知っていましたが、海蔵寺のすぐ近くにあることは知りませんでした。
何も知らずに発見した底脱の井は、まさに拍子抜けの井でした・・・(;´Д`)
底なしの深い井戸だと思っていたんですが、それこそ金魚鉢のような水たまりでした。これを井戸と言っていいのかどうか・・・
もっと深い井戸を想像していたんだけどなー、わりとがっかりしました(;^ω^)
けど、鎌倉十井は回ってみたいと思っていたので、見ることができて良かったです。
鉄ノ井、泉ノ井、、銚子ノ井、星ノ井、六角ノ井、瓶ノ井、甘露ノ井、棟立ノ井、扇ノ井と、今回の底脱ノ井で10個になります。
底脱の井の案内板です。鎌倉青年会議所が鎌倉市の協力を得て設置したものです。
鎌倉各地にある鎌倉市青年団の立派な石碑は設置されていないみたいです。
底脱ノ井のすぐ後ろにあったちょっとした竹林、きっと海蔵寺の敷地になるんだと思うけど、こわれてしまったやぐらなどもありました。
やぐらは寺院の近くに数多く存在し、亡くなった人を供養するためと、遺骨を埋葬するための施設です。
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