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十六ノ井
十六ノ井
●海蔵寺略縁記より
境内の南隅の岩窟内にある鎌倉時代の井戸。窟の中央に石造の観音菩薩像をまつり、その下方に弘法大師像を安置する。井戸の名は窟底に径70cm、深さ40cm〜50cmくらいの井十六穴がおのおの精冽な水をたたえているのにちなむ。
伝承では金剛功徳水と名付けられ、観音菩薩が中興開山に夢に告げて曰く「末世の衆生信心つたなくして身に難病をうけて定業を終えずして死す、故に弘法大師に告げ、金剛功徳水を以って加地し、この水を授け、薬を煎じて与えれば、悪病ことごとく蕩除けたのだが、鎌倉は数度の天災のためこの井産れり、禅師願くはこの井を掘り出し掃除をなさば、清水湧き出で再び霊験あらわれん」と。夢から覚めた禅師がその通りにすると観音菩薩像が出現し、窟中の水を加地し衆生に施したところ霊験あらたかであった。
察するに、その数十六とは、十六(金剛)菩薩(薩・王・愛・喜・寶・光・憧・笑・法・利・因・語・業・護・牙・拳の各菩薩)を表現しているもので、その菩薩に供え捧げる水が閼伽(あか)という功徳水である。
一部の歴史家には称する説もあるが、湧水地と十六という数字を思えば、墓所とは考えられない。
なお、扉右壁に黄檗宗万福寺木庵禅師の偈がある。
個人的な見解ですが、十六ノ井はやぐらであったと考えております。16個ある井戸は、納骨のために開けられた穴だと思われます。
・拝観料 100円
海蔵寺|鎌倉市扇ガ谷
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底脱ノ井|鎌倉市扇ガ谷
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JR鎌倉駅下車 徒歩25分
十六ノ井の写真
一度は行ってみたいと思っていた十六ノ井。
ついにそのチャンスが巡ってきました!!ワクワクするよー。
岩をくりぬいて造られたトンネルだと思ったんですが、良く見てみるとコンクリートでできている・・・
風化して崩れてしまったので、コンクリートで補強工事をして再建したのでしょうか。
見えてきました、十六の井。
自分よりも先に見に来ている人もいました。
階段を登ってみようと思います!!
扉の目の前に来ました、ちょっとドキドキする。
おおー!!
子供の頃に絵葉書で見たのと一緒でした!!
海蔵寺のパンフレットの略縁記に由来が書かれていますが、実はココが何だったのか詳細は分かっていません。私はここはやぐらとして造られたもので、納骨のための穴だったと考えています。
けどもしかしたら、漬物を作るための穴かもしれません。絵葉書の写真を見た子供の頃は、トイレだと思っていました(;^ω^)
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