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源平池


太鼓橋

JR鎌倉駅下車 徒歩8分
地図
太鼓橋
太鼓橋

 鶴岡八幡宮の境内にある源平池。見どころが多くて写真の枚数も増え、歴史や史跡を解説した文章も長くなってしまったので、別ページに独立させました。
三浦半島観光地図:鎌倉市雪ノ下・鶴岡八幡宮
 私が子供の頃には、通ることができた太鼓橋。かれこれ30年くらい前になるでしょうか。当時は靴をツルツルと滑らせながら、華麗にすッ転んで登っていました。
 一気に渡り切れば良いコトが起こるって言われていたので、走って助走を付けて渡ったりもしました。やっぱり、何度も転びましたが(^^ゞ

写真撮影:2009年02月17日

源氏池

JR鎌倉駅下車 徒歩8分
源平池
源平池

 源氏池・平氏池、2つ合わせて源平池ですが、時間の都合で源氏池の方しか回れませんでした。カモ類の野鳥たちがたくさんいたので、越冬地になっているみたいですね。
身近な野鳥図鑑:カモ目野鳥図鑑
 太鼓橋の左右のひょうたん型の大きな蓮池です。源頼朝が平氏を滅ぼそうとした1182年(寿永元年)4月、源頼朝の夫人の北条政子が、義朝以来従っている大庭景義(おおばかげよし)、伊豆山権現の別当専光坊(せんこうぼう)に命じて掘らせました。放生池(ほうじょういけ・仏教の教えにより捕らえた生物を放す儀式を行うための池)と考えられます。
 弦巻田(つるまき)と呼ばれていた水田を、池に変えました。右側(東側)の大きな方の池を源氏池とし、白い蓮を植えて3つの島を築きました。左側(西側)の小さな方の池を平氏池とし、赤い蓮を植えて4つの島を築きました。これは源平の旗色を表しています。
ベランダ園芸:ハスの育て方

写真撮影:2007年02月28日

源氏池

JR鎌倉駅下車 徒歩8分
源平池
源平池

 源氏池から見た、旗上社です。
 もうあたりは暗くなってきているので、街灯が付いています。空は夕焼けをしていました。夕焼けが水面に映りこんでいて、ちょっと綺麗ですね。
 最初はどちらの池にも4つの小島を作りましたが、北条政子が源氏池の1島を壊して3島にしたとも言われています。3は産に通じ東の源氏は栄え、4は死に通じ西の平氏が滅亡するという意味を表したものだとのこと。
 東南には、木曾石を形良く並べたところに、ぼたん園があります。春ぼたん2000株、冬ぼたん500株が栽培されています。日中国交回復を記念して造られたものです。中国品種のぼたんもあります。
身近な植物図鑑:ボタン

写真撮影:2009年02月17日

源氏池

JR鎌倉駅下車 徒歩8分
源氏池
源氏池

 源氏池から、旗上社を見ています。
 この日はたくさんの史跡を巡ってきたので、ヘトヘトに疲れていました。ひきこもりなので体力がないから、少し歩くだけで体力が尽きてしまいます。鶴岡八幡宮内を散策する体力は残っていませんでした。
 源平池の造成は、浄土思想に影響を受けていると言われています。不安な心を来世の極楽浄土の世界に期待し、安心を求めようとする浄土思想は、民家の中にまで根をおろしていた思想です。極楽浄土の世界の夢を、この世でも見たい気持ちが、浄土曼荼羅に描かれたり、壮麗な寺院や庭園となりました。宇治の平等院、平泉の毛越寺、二階堂の永福寺などとなります。
三浦半島観光地図:鎌倉市二階堂・永福寺跡
 八功徳水を満たしたハスの花が咲く七宝池になり、建物前面に配置される池です。太鼓橋は迷い苦しむ人たちを救ってくれる弘誓の橋です。造成にあたった大庭景義は京都の知識に詳しい人でした。

写真撮影:2009年02月17日

旗上社

JR鎌倉駅下車 徒歩8分
旗上社
旗上社

 あと何歩か進むだけで、旗上社まで行けたんですが。目の前にある数段の階段、ヘトヘトに疲れ、ガクガクになった足には、この階段を上ることができませんでした。
 もっと体力をつけないといけないなーと思いました(^^ゞ
 源氏池の島のひとつに旗上社、、または旗上弁財天社(はたあげべんざいてんしゃ)があります。
 源頼朝が平氏を討伐するために旗揚げした際、弁財天の励ましを受けたということから祭られるようになりました。現在の社は、鎌倉幕府800年祭の際に江戸時代の古図をもとにして造られました。

写真撮影:2009年02月17日

平家池

JR鎌倉駅下車 徒歩8分
平家池
平家池

 平家池から、神奈川県立近代美術館を見ています。近代美術館は平家池の中にあるわけではありませんが、平家池に隣接するように建てられています。
 芸術の世界にはあまり造詣がなく、美術品を見ても良くわからないので、入ったことがありません。県立なのでそれほど高くはありませんが、美術館なので入館料はそれなりにかかります。
 この写真には、オーブが映りこんでいます(^^ゞ。私が撮影する写真には、たまにオーブが映り込んでしまいます。
 近代美術館は1951年(昭和26年)に建てられました。日本初の近代美術館で、設計は坂倉準三によるものです。美術館自体も、日本を代表する近代建築となっています。
 杉林の中にある白い近代的な美術館は、歴史の都鎌倉に、新しい文化の雰囲気を感じさせます。日本や外国の彫刻、水彩画、日本が、版画などを収蔵し、年10回ほど企画展が開催されています。
 2016年3月末で、閉館予定になっています。今後どうなるのか、見守っていきたいです。
 大佛次郎の随筆にも掲載されています。
 「家から歩いて5分の距離に、この美術館があるのは、鎌倉住まいの幸福のひとつである。コルビュジュ式の新しい建築が、水草の青い八幡宮の池や、木立の深い白旗山と、不思議な調和を作った。」

写真撮影:2009年02月17日
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