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三浦枕状溶岩


三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分

 横須賀市内ではもちろんのこと、三浦半島で一番古い岩石です。
 枕状溶岩は丸い形をした溶岩の集合体で、ひとつひとつの形状が枕の形に似ていることから名付けられました。三浦枕状溶岩では、その枕の丸い断面を観察することができます。
 枕状溶岩は海底に噴出した玄武岩質の溶岩が、急激に冷え固まって作られます。玄武岩とは、マグマが急冷されてできた黒っぽい岩石で、三浦枕状溶岩も玄武岩のひとつになります。

 三浦枕状溶岩に含まれているカリウムやアルゴンの分析から、この溶岩が固まったのは約5000万年前と言われています。これより古い岩石は、横須賀や三浦半島では見付かっていません。
 化学組成の分析によって、日本から遠く離れた海底で噴出したと考えられています。移動するプレートに乗って、現在の場所まで移動してきたものと思われます。
 葉山層群の中に含まれています。

 三浦枕状溶岩は1973年(昭和48年)、横須賀市平作の平作川左岸で発見され、1985年(昭和60年)に横須賀市の天然記念物に指定されました。
 平作川の河道に沿って護岸が整備されていますが、枕状溶岩(縦1.3m×横5.5m)は吹き付け工事を行わずに保存されました。

葉山層群|地層|岩石・パワーストーン事典 - そらいろコミュニティ
平作川|横須賀市久里浜 - 三浦半島観光地図


三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 三浦枕状溶岩のある場所は、とってもわかりづらいんです。
 自分自身、ココを見付けるのに苦労しました。何度も周辺をウロウロと・・・
 それもそのはず、高台から探せば一望できるからと思って、万葉橋の上から必死になって探していたんですよー。
 そしたらさー、万葉橋の下にあったんです!!
 見付からないわけだよね。
 万葉公園から観察するのが、一番見やすい場所になります。万葉公園が見付かれば、枕状溶岩も簡単に見付けられます。

写真撮影:2015年06月06日

三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 橋の下にあるもんだから、写真を撮るのも大変です。
 すぐにブレてしまうし、明るさの調節とか難しくて・・・
 さらに、枕状溶岩の左側は乾燥して白っぽくなっていますが、右側は濡れてて黒っぽくなっちゃってて。
 さらに川の水面が光を反射するんです。
 写真撮影の難しくするあらゆる条件が揃っている感じです(^_^;)

写真撮影:2015年06月06日

三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 駅からとっても遠いし、近くにバス停もないので、とっても交通の便が悪い場所にあります。
 だけど、どうしても訪れてみたかった場所だったんです。
 三浦半島や神奈川県の地質について勉強をしていたとき、ここの枕状溶岩が三浦半島でもっとも古い岩石だということを知ったので。
 やっぱり、地元で一番のものはチェックしておきたいですよね。

写真撮影:2015年06月06日

三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 三浦半島では硬い岩石自体が珍しいので、枕状溶岩は非常に珍しいと言えます。
 三浦半島では柔らかい泥岩・砂岩ばかりになります。
 どのくらい硬いのか近くに行って観察したいのですが、フェンスを乗り越えないと行けそうにないので、諦めるしかないですねー。
 観察会などがあれば、近くで見られるのかもしれません。

写真撮影:2015年06月06日

三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 万葉橋の下になるので、きれいな場所ではないですよ。
 ハトの糞とか落ちてるし、ホコリっぽいし、ゴミもあるし。
 もっと感動的な出会いを期待していましたが、周辺の環境はちょっとガッカリですねー。
 でも、三浦半島で一番古いものが見られたので、満足しました(^^)
 この岩は、きっとハワイのあたりから運ばれてきた岩石になるんですよね。

写真撮影:2015年06月06日

三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 横須賀市指定天然記念物 三浦枕状溶岩
 ここに露出している岩石は、約4500万年前に太平洋の深海の海底火山から流出してできたもので、枕状溶岩と呼ばれている。
 この溶岩は、三浦半島まで運ばれて堆積したと考えられており、三浦半島で確認された最古の岩石である。
 黒色部:枕状溶岩、縦線部:粘土、枠内:保存部分
 昭和60年4月指定 横須賀市教育委員会

写真撮影:2015年06月06日

三浦枕状溶岩

JR衣笠駅下車 徒歩25分
三浦枕状溶岩
三浦枕状溶岩

 横須賀市指定天然記念物[地質鉱物]
 三浦枕状溶岩
 枕状溶岩(pillow lava)は、玄武岩質の溶岩が水中に流れ出た時に、周縁部が急冷却されてできる枕状(俵状)の溶岩塊です。いくつも積み重なった構造で、それぞれの枕状溶岩は溶岩側断面に放射状の亀裂が生じています。
 昭和48年(1973年)に平作川の上流部で発見された枕状溶岩を含む溶岩体は「三浦枕状溶岩大礫」と称し、その大きさは東西5.5m、高さ2.5m、奥行き4mを測ります。
 この大礫は約4500万年前に太平洋の深海の海底火山から流出してできたもので、二次的に崩壊・ブロック化して三浦半島まで移動し堆積したものと考えられています。
 三浦半島地域の地質学的な成立の過程を示す資料として重要です。
 昭和60年(1985年)4月25日指定
 横須賀市教育委員会 平成24年(2012年)3月15日

写真撮影:2015年06月06日
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