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ペリー公園の前にに少しだけある砂浜、久里浜海岸。海岸と呼ぶにはあまりに狭く、ちょっと歩いただけで終わってしまいます。ペリー上陸記念碑があったため、ここだけ残されたのかもしれない。 写真を撮影したときは、ホームセンターのカインズも、マンションのヴィオーレ久里浜海岸もありませんでした。ちょうど大型クレーンがたくさん並んで工事をしていたので、作っている最中だったのかもしれません。 カインズホームがオープンしたのは2008年11月19日です。マンション群は久里浜海岸マリーナタウンと呼ばれているみたいです。 海岸ではバーベキューや釣りを楽しむ人が多いようです。夏には海水浴客も見られますが、平作川が流れ込んでいるので水質を考えると海水浴は控えた方が良さそうな気がします。 貝殻拾いをやってみたんですが、これといって何も見付かりませんでした。人が多いから、打ち上げられても誰かに取られちゃうのかも。平作川が流入するので珍しい貝殻が拾えるかなって期待してたんですが、残念です。 三浦半島観光地図：横須賀市久里浜・ペリー公園 三浦半島観光地図：横須賀市久里浜・ペリー記念館
久里浜海岸でひときわ目立つ構造物、平作川堤防。 立ち入り禁止となっていますが、ちょっとフェンスを越えるだけで簡単に入ることができます。 この場所はシーバス狙いで有名なポイントです。海水と平作川から流れ込む淡水とが混ざる場所なので、エサが豊富でシーバスが集まりやすい場所になっています。 先端でルアーを投げる人が多いのですが、ツルツル滑るので落ちないように気を付けましょう。投げるのに疲れた人は、ルアーを付けたまま歩いて探るトローリングをする人もいるみたい。 見晴らしが良いため、釣り以外の目的で入る人もいます。海水浴で堤防の先端から飛び込む若者たちもいたりします。 三浦半島観光地図：横須賀市久里浜・平作川
1933年（昭和8年）の久里浜海岸の様子です。かつては海水浴客で賑わう、遠浅の海水浴場でした。 現在では、ペリー公園の正面にわずかに残っていますが、遊泳禁止となっています。海底はヘドロで埋め尽くされ、海水の透明度も低いですが、久里浜港では多くの釣り人を見かけます。生物は意外と多く生息しているのかもしれません。海岸ではバーベキューを楽しむ人たちが多いようです。 詳細はわかりませんが、ダイバーによる水中清掃、ボランティアグループによるビーチクリーニング活動などが行われているようです。毎年1月第2日曜日の早朝、おんべ焼き・どんど焼きが行われるようです。 以前訪れた時、犬の死骸があったのには、さすがに身の毛もよだつ思いがしました(>_<)。それを目撃して以来、久里浜海岸には行っていません・・・
1937年（昭和12年）の久里浜海岸の様子です。変わらず海水浴客で賑わう、遠浅の海水浴場です。 1853年（嘉永6年）、黒船に乗ってやってきたペリー提督が上陸しました。 1941年（昭和16年）、久里浜海岸は軍港である横須賀港の副港として整備されました。戦後は、長浦港と同様におもに遠洋漁業基地として使用されています。 1957年（昭和32年）、横須賀火力発電所建築のために、久里浜海岸はさらに埋め立てられました。1970年（昭和45年）、横須賀火力発電所は完成しています。 三浦半島観光地図：横須賀市久里浜・久里浜港 三浦半島観光地図：横須賀市久里浜・横須賀火力発電所
1927年（昭和2年）7月18日、マッコウクジラ打ち上げ事件の時の写真です。 夕方頃、久里浜湾の入り口に、マッコウクジラが9頭、現れました。そのうちの2頭は沖に逃げましたが、残りの7頭は次々に捕えられてしまい、めずらしいので見世物にされました。 写真で見るとわかりますが、かつての久里浜海岸は遠浅な海だったんですね。東京湾内にもマッコウクジラが生息していたなんて、驚きですねー。 最近ではクジラが打ち上げられると巨大地震がくると言われていますが、この時は地震はなかったようです。 かつては、鯨一頭で七浦潤うとも言われるほど、座礁鯨は経済的に大切なものでした。しかし地域によって、座礁鯨の扱いは差があるようです。食用にするなどして利用する地域もあれば、食べると不漁になると言われていて供養塔や鯨塚を建てたりなど。
久里浜海岸
京急久里浜駅下車 
徒歩18分
三浦半島観光地図
