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指が異常に曲った状態 |
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外傷を受けた直後から始まる指の腫れ、疼痛、変形が特徴です。局所を押すと、圧痛があります。運動障害をともないます。
脱臼や骨折があると、指が異常に曲った状態になります。
指の変形がなくても、腫れ・腫脹(しゅちょう)、内出血が強い場合、骨折や靭帯損傷が疑われます。 |
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明らかな変形がある |
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脱臼や骨折の可能性があります。 |
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関節の腫れや皮下出血・内出血が強い |
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骨折や、靭帯損傷の可能性があります。 |
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第1関節が曲がったまま自力で伸びない |
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槌指(ついし)、または槌指(つちゆび)と呼ばれる病態です。指先が曲がったまま伸ばせなくなり、欧米で使用されている木槌(きづち)の形に似ていることから、槌指と呼ばれています。別名、マレット指とも呼ばれます。
指先にボールなどが当たるなどによって指先に一番近い関節(第一関節)を伸ばす腱が断裂した場合と、第一関節を伸ばす腱のついている骨が骨折する裂離骨折(りれつこっせつ)による場合がります。先端の関節の背側(爪の付け根)が腫れて、押さえると痛みます。 |
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拇指の付け根の関節の突き指 |
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拇指(ぼし)・親指の関節の脱臼は、極めて整復が困難なものがあります。
内側の靭帯が完全に断裂している損傷の多くは、受傷後早期に手術をしなければならないとされています。 |