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コブハクチョウ


コブハクチョウ
[和名・種類]

コブハクチョウ

[学名]

Cygnus olor

[英名]

Mute swan

[名前の由来]

瘤白鳥。クチバシの付け根にコブがある白鳥のこと。

[分布]

ヨーロッパ〜東シベリア

[科名]

カモ目カモ科

[鳴き声]

パウァー、パウァー。

[時期]

通年

[特徴・解説]

 湖沼や川などに生息するハクチョウ。
 全長は約1.4m、翼は約57cm、嘴は約11.5cm、尾は約21cmになる大形種です。嘴は黄色で、基部に黒いこぶ状の突起があります。足は黒ですが、淡色型も存在します。
 食性は雑食性で、水草などの植物性のものを多く食べますが、昆虫類なども食べます。
 他のハクチョウと違い、泳ぐときは両翼を上げて弓状に張ります。翼を背の両側に膨らませ、雛はその中に入って運ばれます。雛の羽毛は灰色、またはまれに白色です。ヨーロッパとアジア西部に生息し、冬になるとヨーロッパ南部かアフリカ北部に渡ります。
 動物園などで飼育されていたものが逃げ出して、野生化したものです。ヨーロッパ各地の公園などで半野生下で飼育され、日本では皇居の外堀にドイツから購入し放鳥した個体が繁殖しています。1933年、八丈島で迷鳥として捕獲された例もあります。

[観察・感想]

 日本でも野生化している白鳥の、コブハクチョウ。大型の白鳥です。
 動物園や観光地の公園などで飼育されていたんですが、日本の環境に適応したのでしょうか。かなりの数が野生化してきています。日本では普通に見られる白鳥になりつつあります。個体群によっては、日本国内で繁殖のための渡りを行なうものまで出てきています。
 もしかしたらもしかすると、このまま増え続けると外来種として駆除の対象となってしまうかもしれない?
 皇居のお堀に行くと、飼育されているコブハクチョウを見ることができますよ。綺麗な鳥なんですけどねー。

[写真撮影]

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コブハクチョウ
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