沿岸地に普通に生息するツグミの仲間。
全長は約23cm、翼開長は約38cmになります。雄は青い胸から頭にかけての青と腹の赤茶色のコントラストが特徴です。雌は他のツグミ類の雌に似て、全体に褐色で、うろこ模様があります。
単独かつがいで生活し、昆虫、フナムシ、カニなどを食べます。
海岸の岩場や崖に住みますが、砂浜ではあまり見かけません。コンクリートの防波堤、消波ブロック、海岸付近の人家の屋根、電線などに止まっている姿を良く見かけることができます。繁殖期には雌雄ともに美しい声でさえずり、岩の隙間などに営巣します。近年では、海岸から離れた市街地のビル、山間のダムにも営巣する例が増えてきています。
北海道で繁殖したものは、冬になると暖地へと移動します。
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