そらいろネット > 家庭の医学 > 循環器の病気 > アダムス・ストークス症候群
アダムス・ストークス症候群の概要は? |
おもな症状失神 似ている病気起こりやすい合併症気を失った時に事故を起こすことがあります |
アダムス・ストークス症候群ってどんな病気? |
危険な状態 突然発生する極端な徐脈(じょみゃく)、心停止、頻脈(ひんみゃく)のため、心臓から脳への血液の供給が大きく低下したり、停止して、脳の酸素低下を起こした状態をいいます。 |
アダムス・ストークス症候群の原因は? |
心停止や極端な頻脈 洞不全症候群(どうふぜんしょうこうぐん)、房室ブロックによる心停止が考えられます。 房室ブロックと洞不全症候群 アダムス・ストークス症候群の原因の50%〜60%は、房室ブロックです。 |
アダムス・ストークス症候群の症状は? |
突然の虚血症状 突然、脳の虚血症状が現れます。 痙攣など 脳の虚血が原因で起こる全身痙攣が見られます。転倒するなどによって、二次的な頭部外傷も多く見られる症状です。 |
アダムス・ストークス症候群の診断は? |
心電図 洞不全症候群が原因のアダムス・ストークス症候群では、徐脈頻脈症候群が多いです。 |
アダムス・ストークス症候群の治療法は? |
ペースメーカー徐脈が原因なら、意識消失発作の予防にペースメーカーの植え込みが必要になります。 除細動器心室細動、心拍数が多い心室頻拍の再発が考えられる場合、頻脈発生に際して電気的に停止させる植込型除細動器が必要になります。 |
植込み型除細動器 |
植込み型除細動器(ICD) 植込み型除細動器は、命に関わる重症の不整脈を治療するための体内植込み型治療装置です。植込み型除細動器は、一般的には英語の頭文字をとってICDと呼ばれています。 植込み型除細動器の機能 植込み型除細動器の機械は、約80gの本体と、それに繋がるリード線から構成されています。本体には、電池とコンピュータが搭載されたチタン製の容器で作られています。 心室頻拍の治療 植込み型除細動器は、あらかじめプログラムされた方法で心室細動と、心室頻拍を止めます。 今後の治療や投薬に役立てる機能 植込み型除細動器本体内に内蔵されたコンピュータには、生じた不整脈発作や治療の記録が保存されるようになっています。そのデータを担当医師がコンピュータで読み取って確認することができます。 |
アダムス・ストークス症候群かなと思ったら? |
すぐに循環器科へ 最初は軽いめまい程度の症状で自然に消失しても、数時間後や数日後に再発する可能性があります。 |
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