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キマワリ

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キマワリ

[和名・種類]

キマワリ

[学名]

Plesiophthalmus nigrocyaneus

[英名]

-

[名前の由来]

木廻。木の幹の周りをグルグルと回っていることが多いから。

[分布]

北海道〜九州

[科名]

甲虫目ゴミムシダマシ科

[体色]

黒色

[時期]

5月・6月・7月・8月

[特徴・生態]

 枯れ木、湿った朽ち木、切り株、倒木、薪のある場所でごく普通に見られる昆虫。
 大きさは16mm〜20mmになります。体色は黒色〜黒藍色、または銅色色〜緑真鍮色です。頭は密に点刻され、頭頂ではしわ状で、複眼は著しく左右が接近しています。胸に艶はありません。上翅には点刻を含む明らかな条溝があり、間室には小さな点刻があります。脚は黒色〜赤褐色で長く、盛んに木の幹を歩き回ります。前肢腿節の下面には、鋭い歯があります。オスの第5腹板の後縁中央は深く湾入しています。
 幼虫、成虫ともに、朽ち木や枯れ木の材を食べます。
 卵→幼虫→サナギ→成虫の完全変態を行います。
 幼虫はいも虫形で、褐色の硬い皮膚に包まれています。朽ち木の材を食べながらトンネルを作って進んでいきます。
 幼虫で越冬し、翌年の5月ごろに材の中でサナギになります。

[観察・感想]

 キマワリの成虫の写真です。
 「うわっ、ゴキブリ!!」と、見間違えてしまいました。良く見てみたら、キマワリくんでした。こちらの気配を察して、素早く移動する姿は、まさにゴキブリと同じだったので・・・
 どうしてなのでしょうか、ゴキブリを見ると、身の毛もよだつような気分になってしまうのは。心臓がドキッとなってしまうのは。家の中で他の昆虫を見かけても、そこまで過剰に反応することはないんだけど。ゴキブリが人間に対して危害を与えるわけではないので、人間が進化の過程で会得した本能のようなものでもないと思うのですが。野生下でヘビやクマに遭遇すると、ドキッとするのは、人間の本能のようなものだと思うんだけど。自分自身の身を守ろうとする反応だと思うんだよね。
 キマワリは、ゴキブリに似た外見を持っているので紛らわしいです。朽ち木などを食べるので、もしかして、私の家の柱は、キマワリに食べられてしまってスッカスカだったりするのかもしれない。

[写真撮影]

2008年06月19日

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