 |
病名や診断名ではありません |
|
一般的に「ひきこもり」、もしくは「社会的ひきこもり」と呼ばれますが、病名や診断名ではありません。
不登校や、就労の失敗をきっかけとして、何年もの間にわたって自宅に閉じこもり続ける青少年の状態を指す言葉です。 |
 |
地域精神保護活動のあり方に関する研究班による定義 |
|
平成12年に設置された厚生労働省の「地域精神保護活動のあり方に関する研究班」による調査研究によると、「社会的ひきこもり」は以下のように定義されました。 |
|
 |
6ヶ月以上自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続している。 |
|
 |
分裂病 などの精神病ではないと考えられるもの。ただし、社会参加しない状態とは、学校や仕事に行かない、または就いていないことを表す。 |
 |
背景にある対人恐怖 |
|
事例の多くは、ほとんど外出もせずに、何年にもわたって自室に閉じこもり続け、しばしば昼夜逆転した不規則な生活を送ります。
長期化にともない、さまざまな精神症状が二次的に生じてくることがあります。対人恐怖症 、およびその関連症状として自己臭症(じこしゅうしょう)、視線恐怖、醜形恐怖(しゅうけいきょうふ)。対人恐怖がこじれて起こる被害関係念慮(ひがいかんけいねんりょ)、強迫行為 、心気症状 、不眠、家庭内暴力、抑うつ気分、希死念慮(きしねんりょ)、自殺企図(じさつきと)などがあらわれることもあります。 |