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  狂犬病(恐水病)

狂犬病(恐水病)の概要は?
代表的な症状
  不安感、頭痛、違和感、全身衰弱、食欲不振、高熱、幻覚、錯乱。
噛まれた部位の疼痛、知覚過敏。飲水時に喉の痙攣が起き飲みこめなくなる(恐水発作)。
意識はしっかりとしています。
全身の痙攣(けいれん)があらわれ、昏睡に陥ります。
呼吸困難、血圧の低下などを起こし、死に至ります。

狂犬病(恐水病)ってどんな病気?
ほぼ100%死亡します
   狂犬病ウィルスによる急性脳炎のひとつです。
 発病すると、ほぼ100%で死亡します。届出伝染病のひとつです。
ほとんどのほ乳類に感染する
   狂犬病に感染した、イヌ(犬)、ネコ(猫)、キツネ(狐)、アライグマなどの唾液が感染源で、噛み傷や、引っ掻き傷から感染します。
 ほとんどの哺乳類に感染する可能性がある人畜共通感染症です。リス、フェレット、ハムスターなども感染源になります。
 中南米では吸血コウモリや果物を食用とするコウモリにも感染します。チュパカブラが感染源になるかどうかはわかっていません。ヒトからヒトへの感染はありません。
潜伏期間中に治療をしないといけない
   潜伏期間は2週間〜8週間で、四肢を噛まれるより、顎や頭、顔などを噛まれたほうが、潜伏期間は短くなります。
 潜伏期間が2年近くになることもあります。潜伏期間は診断する術がありませんが、この間に治療を始めなくてはなりません。
水を怖がる
   前駆期(2日間〜10日間)には風邪に似た症状のほか、咬傷部位に掻痒感、熱感などの異常感覚がみられます。
 急性期には不安感、恐水症状、興奮、麻痺、精神錯乱などの神経症状が現れます(狂暴型)。
 2日〜7日後に昏睡期に至り、呼吸障害により死亡します。
 急性期の神経症状がみられずに麻痺が全身に拡がることもあります(麻痺型)。このケースはコウモリによる感染が多いようです。

狂犬病(恐水病)の現状は?
日本では撲滅された病気
   日本では、過去何度も流行を繰り返していましたが、昭和25年に制定された狂犬病予防法に基づき、犬の登録・予防注射の徹底などの予防事業が推進された結果、昭和31年以降は発生していません。年に1回、春に予防接種が義務付けられています。
 他に狂犬病がない地域は、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ、台湾、太平洋諸島、西インド諸島の一部、イギリス、アイルランド、ノルウェー、スウェーデンなどです。
世界では年間4万人〜5万人が死亡している
   狂犬病は、世界中のほとんどの国と地域に発生してい ます。日本は、数少ない狂犬病清浄国のひとつです。
 狂犬病は一部の国を除いて世界各国において発生しており、国際交流が盛んになった現在では、日本は常に狂犬病の危険にさらされています。世界保健機関(WHO)によると、世界では年間4万人〜5万人の狂犬病による死亡者がいるとされています。

イヌの狂犬病(恐水病)は?
吠えたり、噛み付いたり
   目的もなく動き回ったり、吠えたりするようになります。目に入るものは何でも咬み付くようになります。また、喉が麻痺するため食べ物や水を飲み込めなくなることもあります。
 やがて、立ち上がって歩くことも困難となり、昏睡状態となってしに至ります。
 また、攻撃的にならない犬もいます。
治療法はありません
   診断方法は犬の死亡後、解剖して脳の中のウイルスを調べます。
 発病した狂犬病動物には、有効な治療法がありません。

狂犬病(恐水病)の診断方法は?
ウイルス抗原の検出
   脳脊髄液や血清中抗ウイルス抗体の検出、皮膚、角膜などからウイルス抗原の検出を行います。
 死後の診断では脳組織中のウイルス抗原の検出、あるいはウイルスの分離を行います。
死亡後の検査で判明することも多い
   恐水症状などの定型的な症状を示さないケースがしばしばあり、症状や経過だけでは種々の神経疾患との鑑別が困難で、原因不明の神経疾患として死亡した患者の中に、死後の病理組織学的検査により狂犬病と診断されることがあります。

狂犬病(恐水病)の治療法は?
ワクチン摂取で予防
   狂犬病ワクチンでヒト(人間)とイヌ(犬)に免疫を与えることができます。輸入動物の検疫の強化で国内への侵入を防ぎます。
 咬まれる前のワクチン(暴露前免疫)を3回接種します。咬まれた後のワクチン(暴露後免疫)は、医療機関で5回〜6回接種します。ヒト(人間)では、後麻痺を起こすことがあります。
治療法はありません
   ヒトも動物も、発病した場合、有効な治療法がありません。症状を和らげて少しでも体が楽になるような対症治療が行われますが、最終的には死に至ります。
 潜伏期寒中に治療をします。

狂犬病(恐水病)かなと思ったら?
すぐに病院へ!
   感染しているイヌ(犬)などは、口から泡を吹いて興奮状態なので、このような動物は捕獲処理されます。
 もし噛まれた時は、ただちに受診しましょう。また、傷口を流水と石鹸で十分に洗浄・消毒します。特に海外では注意が必要です。

私、愛犬家なんです・・・
実は必要のない狂犬病のワクチン
   アイコンはバセットハウンドですが、ゴールデンリトリバーを飼っています。
 日本では犬の届け出登録率は5割程度、狂犬病の予防接種を受けている犬は4割程度だったりします。狂犬病ワクチンを義務付けられていますが、すべての犬が予防接種を受けているわけではありません。しかし、狂犬病のワクチンの副作用により死亡してしまうワンちゃんもいます。狂犬病が根絶されているオーストラリアやニュージーランドでは、犬への狂犬病予防ワクチンの接種は法律で禁止されています。アメリカでは狂犬病ワクチンは3年に1回です。
狂犬病に感染するのはほとんどすべてのほ乳類
   ほとんどの哺乳類に感染するので、犬以外でもネコ、ネズミ、ハムスター、サル、シカにも感染の恐れがあり、感染した動物に噛まれると唾液から狂犬病に感染してしまう恐れがあります。
 ちなみに、狂犬病ワクチンの副作用は一般的な混合ワクチンの副作用よりも高く位置付けられています。
大人の事情がありまして・・・
   日本では、ワクチンを製造している業界の圧力により、狂犬病ワクチン摂取が義務付けられています。
 存在しない病気へのワクチン摂取は意味がありませんし、狂犬病を撲滅するためにはすべてのほ乳類にワクチンを摂取しないと意味がありません。
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