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前駆症状 |
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定型的な経過をとる場合には、38度〜39度の発熱があり、上気道のカタル症状のほか、口腔粘膜のコプリック斑が認められます。これが、前駆症状です。
その後、1日〜2日で解熱しますが、再び上昇して発疹期に入ります。 |
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発疹期 |
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発疹は前額部や耳後部から出始めます。24時間〜48時間以内に、胸、顔、背、腹、四肢と全身へと広がります。 |
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あとは残らない |
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発疹は斑状丘疹性(はんじょうきゅうしんせい)で、合併症がなければ、解熱とともに出現した順序で消退し始めます。
消退後でも、正常に戻るには10日間以上かかります。色素沈着は残しません。 |
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重症出血性麻疹は危険 |
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まれに、急激に発症して、高熱、けいれん、昏迷から、昏睡に陥ることがあります。
皮膚・粘膜に広範な出血斑が認められる重症出血性麻疹(じゅうしょうしゅっけつせいましん)の場合は致命的です。 |