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肋間神経の場所 |
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肋間神経は、背中(脊髄)から出て、胸腹部に分布する末梢神経(まっしょうしんけい)で胸髄神経(きょうずいしんけい)と呼ばれます。右側と左側のそれぞれ12歩、計24本(12対)あります。
上部(首に近い方)の7対は肋骨に沿い、胸骨(胸の中央に縦に長く触れる骨)に向かって伸びています。下部(腹部の方)5対は、前下方に向かって伸び、腹部に分布します。 |
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肋間神経に沿った痛み |
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肋間神経痛では、肋間神経に沿って、発作性、反復性の痛みが起こります。痛みは針で刺されたような鋭い痛みで、不規則な間隔で繰り返し起こりますが、長時間持続することはありません。
身体をねじったり、深呼吸などのように肋骨の動きによって誘発、増強されます。 |
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神経痛とは |
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医学的には以下のような特徴がみられる場合、神経痛といいます。また、発症が中年以降の人に多いのも神経痛の特徴です。
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痛む部位が1本の末梢神経の支配領域に一致している |
A |
鋭く激しい痛みが突然起こり(発作性)、持続時間が数秒〜数分と短く、いったん治まっても再発を繰り返す(反復性) |
B |
痛みの治まっている時に、痛みの生じる末梢神経の部位を指で押すと痛みが起こる(圧痛点の存在) |
C |
痛みの治まっている時に、痛みの生じる皮膚や粘膜を指で刺激すると痛みが誘発される(引き金帯) |
D |
特定の姿勢をとったり、咳、くしゃみなどをすると痛みが誘発される |
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