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シロツメクサ


シロツメクサ
[和名・種類]

シロツメクサ

[学名]

Trifolium repens

[英名]

White clover

[名前の由来]

白詰草。江戸時代、ガラス器の詰め物として、シロツメクサの干し草を使用していたことから。
別名、クローバー。

[分布]

日本各地

[科名]

マメ科シャジクソウ属

[花色]

白色

[花期]

5月6月7月8月9月

[特徴・解説]

 道端や空き地などに生える、ヨーロッパ・北アフリカ原産の多年草。
 茎は地をはって長く伸びます。
 葉のわきから長い柄を出し、先端に白色の蝶形花を30個〜70個つけ、花序はほぼ球形になります。ひとつの花の長さは8mm〜12mmで、長さ3mmほどの花柄はついています。受粉すると外から順に垂れていきます。普通はミツバチによって他花受粉します。
 葉は長さ1cm〜2.5cm、幅0.8cm〜1.8cmの倒卵形〜倒心形の3小葉からなります。小葉には白色紋が入ることが多いです。まれに4小葉のものがあり、幸運の象徴として珍重されます。葉柄は長さ5cm〜15cmとなります。
 果実は豆果です。花のあとも残る花弁と萼に包まれています。
 上質の蜂蜜が採れます。株によってはまれに、葉に青酸を含むことがあります。日本では明治時代に牧草として導入されたものが、各地で野生化しました。牧草として世界中に広まり、日本でも全国的に分布しています。

[観察・感想]

 ひときわ立派なシロツメクサの花です。栄養状態が良いのでしょうか。
 シロツメクサはとても身近な植物ですが、江戸時代にヨーロッパから日本に伝わりました。江戸時代は鎖国政策をとっていたので、ヨーロッパで国交のあった国はオランダだけしかないので、オランダから長崎に伝えられたのだと思います。当時使われていたシロツメクサが、どこかの博物館にあったと思います。
 そして、全国的に広まったのは、シロツメクサが牧草として使われるようになった明治時代以降です。牧草として導入された植物が野性化したものって、とっても多いんですよー。

[写真撮影]

2009年05月02日

横須賀リサーチパーク
横須賀リサーチパーク
シロツメクサ
シロツメクサ
シロツメクサ
シロツメクサ
シロツメクサ
シロツメクサ
シロツメクサ
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