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佐助稲荷神社


佐助稲荷神社

 祭神、宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、佐田彦命(さるたひこのみこと)、大宮女命(おおみやひめのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)です。
 祭礼は2月初午の日に行われます。
 神徳は商売繁盛、病気平癒、学業成就、縁結びです。鎌倉有数のパワースポットとして有名です。

 平時の乱後、伊豆の蛭ヶ小島(ひるがこじま)に流されていた源頼朝が病に伏していたとき、「かくれ里の稲荷」と名乗る翁が夢枕に立ち、平家討伐の挙兵をうながしました。
 建久年間、頼朝が畠山重忠に命じて社殿を再興させ、台・山崎の両地を寄進したとされています。
 幼少のころ佐殿(すけどの)といわれていた頼朝を助けたので「佐助」の名を付けたと言われています。
 参道登り口の前社に、縁結びの十一面観音が祀られています。

 1359年(延文4年)12月11日、鎌倉公方足利基氏は凶徒退治の祈祷を「佐介稲荷社別当三位僧都御房」に命じました。
 1418年(応永25年)、上杉憲実が別当職として社領を安堵しています。
 江戸時代、華光院に属していました。
 1909年(明治42年)、鶴岡八幡宮の飛地境外末社から独立しました。

 このあたりには、藤原頼経が渡御したという時盛邸や、上杉憲基の邸があったと伝えられています。

●霊狐泉(れいこせん)
 佐助の稲荷山は往古より麓の田畑を潤す水源の地なり。生命の基のこの湧水を人々霊狐の神水と称え家々の神棚に供えて稲荷のご神徳を戴くなり。今に至るも絶えず湧き出づる霊狐の泉なり。

●源十郎弥十郎事(佐助稲荷霊験譚)
 昔、源十郎ト云魚商人アリ、魚ヲ荷テ由比浜ヲ通リケルニ、犬有テ狐ヲ逐テ走来ル、キツネ遁難ケレハ、源十郎カ荷ヘル籠ノ中ヘ飛入、源十郎是ヲ見テ憐ト思ヒ 犬ヲ制シテ狐ヲ助タリ、其夜ノ夢ニ狐来テ告テ曰ク、御情ニ依テ来レリ、源十郎殿日来ノ所作ヲ止テ、左介谷ニ於テ蘿蔔ヲ作リ給ハ、大ナル幸アラント云ト見テ覚ヌ、源十郎意得スナカラ狐ノ教ニ随テ、左介谷ニテ地ヲカリテ蘿蔔ヲ作ル、其年ノ冬、鎌倉中ニ疫病n癘起リテ死スル者十カ八九、貴賤此事ヲ嘆キアヘリケルニ、或人ノ夢ニ神来テ告テ曰ク、左介谷ノ源十郎カ作レル蘿蔔ヲ買テ食シタラハ、病立トコロニ差ヘシト示シ給フ、此夢ノ告ヲ鎌倉中ヘ披露シケレハ、我劣ラシト彼蘿蔔ヲ買得テ食スル程ノ者、其病、差スト云事ナシ、カゝリケレハ其蘿蔔モ減シ行ニ随テ、価モ次第ニ高値ニ成テ、源十郎怱ニ富人トナル、是狐ノ教ニ依テナリトテ、先稲荷明神ノ社ヲタツ、即今ノ神社是也、
 「金兼藁」万治2年(1659年)収録

●Sasuke Inari Jinja Shrine
 While in exile on the small island of Hirugakojima in Izu, Minamoto Yoritomo became ill and was visited by an old man in his dream. The man introduced himself as Inari from a secluded village and urged Yoritomo to rise ageinst the Taira clan. Yoritomo later set up the Kamakura shogunate and built Inari Jinja Shrine on the site of a small shrine that he located in a secluded village. In naming the new shrine, Yoritomo took the first character of his childhood name "Sukedono" and combined it with the character for "help" to form the word "Sasuke", which literally means "helping Yoritomo".
 An eleven-headed Kannon, a matchmaking deity, is enshrined at the entrance to the path leading up to the shrine.

佐助稲荷神社前社|鎌倉市佐助 - 三浦半島観光地図
佐助稲荷神社の紅葉|鎌倉市佐助 - 三浦半島観光地図

JR鎌倉駅下車 徒歩20分 地図

佐助稲荷神社の写真

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 参道の鳥居です。
 写真がヘタな人でも良い写真が撮れる場所なので、人気の場所になります。
 鳥居の参道は観光スポットとしても有名で、テレビなんかでも登場したりすることも多いです。『南鎌倉高校女子自転車部』にも登場した場所です。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 ダンベルを口にくわえてトレーニングをしているストイックな狐です。
 体を鍛えているので眼光も鋭いです。
 参道から訪れる参拝客を鋭い目で監視しています。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 拝殿の狛犬役を仰せつかっている狐です。
 耳がないせいか、にゅるっとしててキツネっぽくないですよね。
 岩山の穴から顔を出しているので、アナグマかなーって思ってしまいました。でもいちよ、狐なんだと思います。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 拝殿です。
 鳥居が建ち並ぶ参道をどうにか通り抜けると、やっと拝殿に到着です。
 長いようでいて短かったような、短いようでいて長かったような、そんな感じの参道でした。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 拝殿です。
 私は紅葉を楽しむのも目的のひとつとして訪れたので、境内はとても綺麗でした。
 拝殿の屋根にイチョウの落ち葉が降り積もり、地面にもイチョウの葉で黄色に染まっていました。落ち葉がとても美しい紅葉でした。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 拝殿です。
 佐助稲荷神社って書かれた扁額がありました。
 有名な神社ですが、拝殿はわりとこじんまりとしています。
 外国人にも人気の観光スポットのようでした。
佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 本殿です。
 拝殿よりももっと小さな本殿です。
 本殿の特徴と言えば、なんといっても陶器の狐です。その数はというと、、、数え切れません!!

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 本殿に奉納された狐たち。
 雪でも降ったのかと思うほど、真っ白に埋め尽くされています。
 多くの参拝客によって奉納された狐の数に圧倒されます。授与所で大・中・小の3種類が売られていたと思います。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 稲荷の古い祠たちです。
 こういった場所こそが私のお気に入りと言えます。人々の生活が感じられるような身近な場所が好きなので。
 どういった由来があるかはわかりませんが、それぞれの家庭や町内などで使われていた社が奉納されたものなんじゃないかなって思います。その場所に住んでいる人々が毎日お参りして、人々の気持ちが込められたお社たちです。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 お塚です。
 上の方に行くとココに辿り着くことができます。
 境内のいたるところに陶器の狐が奉納されています。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 狐です。
 こっそり置かれていた狐もいました。なかなかの一等地を選びましあね〜。

佐助稲荷神社
写真撮影:2016年12月13日
 霊狐泉です。
 ここから湧き出てくる水が、このあたりの田畑で農業用水として使われていたようです。水量が少なそうですが、谷戸で耕作面積が狭いので足りるのかもしれないですね。谷戸って高低差があるため、湧水が豊富な地形なんですよー。
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