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横須賀開国史研究会シンポジウム
横須賀開国史研究会シンポジウム
横須賀市を代表する歴史サークル「横須賀開国史研究会」で開催されるシンピジウムです。
毎年、定期的に行っております。入場無料で予約も必要ないので、気軽に訪れ、傍聴することができる講演です。
・日付:2016年(平成28年)12月17日(土)
・時間:13時00から
・場所:ヨコスカ・ベイサイド・ポケット
・定員:350人
・主催:横須賀開国史研究会
●第一部
・講演:ペリー来航とその後の浦賀町
・講師:西川武臣(横浜開港資料館副館長)
講演内容は横浜開港資料館の副館長らしく、開国と海軍に関係することが中心となりました。
ペリー来航前後での浦賀奉行所の役割り、鳳凰丸の建造、幕府海軍の創設。その背景にあった蘭学者たちによるネットワーク、さらに富国強兵へと至る道のりにも蘭学者たちが活躍していたことを解説していただきました。
●第二部
・パネルディスカッション:庶民から見たペリー来航
・コーディネーター:山本詔一(横須賀開国史研究会会長)
・パネリスト:齋藤純(元専修大学講師)
・パネリスト:田中葉子(東京都北区教育委員会文化財専門員)
・パネリスト:西川武臣(横浜開港資料館副館長)
第二部では山本詔一氏が司会進行役となり、3人のパネリストたちに質問を投げかけました。
東京都北区教育委員会文化財専門員の田中葉子氏による「かわら版」が話題の中心となりました。当時の人々はただ同じことの繰り返す毎日を送っていたわけではなく、自ら積極的に情報収集を行っており、そこでかわら版が有効活用されていたそうです。とくに絵に興味を持っていたようです。
身分に関係なく、農民であっても最新の情報を知っていることがステータスだったようです。
ベイスクエアよこすか|横須賀市本町
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よこすかシンポジウム|ヨコスカ・ベイサイド・ポケット|横須賀市本町
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350回忌記念講演「砂村新左衛門の生涯」の写真
再び訪れたヨコスカ・ベイサイド・ポケット。今年2度目、人生においても2度目のヨコスカ・ベイサイド・ポケットです。
ちなみに、芸術劇場の大ホールの方がまだ行ったことがありません。
今回は横須賀開国史研究会が主催となって開催されるシンポジウムに訪れました。
前回は日本遺産認定に関連したシンポジウムでした。
ヨコスカ・ベイサイド・ポケットの入り口はこんな感じになっています。
入場にチケットが必要なわけではないので、自由に入退場することができます。
いちよ、ここから入り口に入ると、当日利用する資料が配られているので、1部もらっておきましょう。
会場に入るためには、こちらの階段を登ります。
迷子になってしまう人はいないと思います。
2階席に上がるためには、こちらの階段を登ります。
私は1階席から入ったので、こちらの階段は利用しませんでした。まだ上に登ったことがないので、次回、訪れる機会がありましたが、利用してみたいと思います。
横須賀開国史研究会や三浦半島の文化を考える会、市役所などで売られている資料などが売られています。
せっかく訪れたので私も浦賀に関係する資料集を1冊購入しましたが、古文で書かれていたため、私には難しすぎたようです(^^;)
時間ができたら古文書の勉強をしようと思っているので、その時に活用してみようかなって思っています。
郷土史のことをやっていながら、まだ古文書が読めないんですよー、こんなんじゃダメダメですよね。
すぐ近くで横須賀開国史研究会の入会申し込みも行われていました。
会場内はこんな感じになっています。
まだまだ始まるまでだいぶ時間があったので、座席には余裕がありましたが、始まる直前にはだいぶ埋まっていきました。
定員が350名なので、たぶん200名〜250名くらいは入ったんじゃないかなって思います。
第一部の講演は、中央に講師の西川武臣氏が立って行われました。
プリントを見ながら、およそ1時間ほどの講演となりました。1時間30分だったかな。
プリントを見ながらとはいえ、1時間もの間、喋り続けるのってかなり難しいと思うんですよー。何を喋るのか、ちゃんと頭の中に入れておかなければならないし。
私なんて、3分間でさえ難しいんですよ!!
第二部のパネルディスカッションの準備をしているところです。
講演中は写真を撮ることができないので、準備中の様子だけね。
パネルディスカッションといっても、パネルを用意して話をするわけではなく、コメンテーターが意見を述べるような形で行われます。テレビのような激論が交わされるわけではありません。
パネリストの齋藤純氏って、山本詔一氏を郷土史研究の道へと進むきっかけとなった人物らしいです。
かわら版に描かれていたペリー上陸の様子なんだそうです。
なんだか、歌舞伎のように描かれているのは、かわら版の作者が実際に見てきたわけではなく、聞き取った情報から描かれているからなんだとか。
左側で正座をしているのがペリーですが、アメリカ人は正座はしないし、中国からの使者のような服装をしています。
ただ、当時の人が得られるビジュアル付きの情報は限られていたため、かわら版に描かれていた絵はとても貴重な情報源となっていたことでしょう。
今回のシンポジウムのパンフレットなんですが、縮小しちゃうと字が小さすぎて読めないですね。
横須賀開国史研究会の会員募集のお知らせです。
幕末、ペリー艦隊が浦賀に来航した記念の地である横須賀を中心に、幕末から明治にかけての三浦半島に関する歴史を学ぶ講演会や講座などを開催しています。
主な活動は総会・記念講演の開催、基礎講座・研究講座・古文書を読む会などの講座の解説、史跡巡り、シンピジウム・講演会、会報誌『開国史かわら版』の発行、研究誌『開国史研究』の発行を行っています。
年会費は1000円です。入会した人には、研究誌『開国史研究』の最新号(800円)がもらえます。
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