[名前] |
ネコヤナギ |
[学名] |
Salix gracilistyla |
[名前の由来] |
猫柳。花穂をネコの尾に見立てたもの。ヤナギは矢の木のことで、矢の材料としたことから。
別名、タニガワヤナギ(谷川柳)。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
ヤナギ科ヤナギ属 |
[花色] |
銀白色 |
[花期] |
3月・4月 |
[特徴] |
河川の中流から上流にかけて生える落葉低木。
高さは1m〜3mになります。枝は群がって立ち、小枝は長くなります。
葉が出る前に、黄色で白い毛が密生する花穂をつけます。大きさは3cm〜6cmで、雄花穂は長楕円形で大きくなります。
葉は長さ7cm〜12cmになります。長楕円形で先がとがり、基部は丸くなります。縁には細かい鋸歯があります。裏面は灰白色です。
初夏に、綿毛に包まれた種子を飛ばします。
雌雄異株です。花穂の美しさから、庭などに植え付けられます。また、花材にも良く使われます。 |
[感想] |
ネコヤナギとは、昔の人は良い名前を付けたものですね。本当にネコの尻尾にそっくりです。私が植物観察に行くフィールドには渓流はないので、庭植えのネコヤナギです。かつては大きなシダレヤナギなども植えられていましたが、台風で倒れてしまいそれっきりになってしまいました。
光に反射するネコヤナギの花穂がとても綺麗です。でも、近くでじーっと観察をすると、ちょっと毛虫のようにも見えてきます(^^ゞ |
[撮影日] |
2006/03/04 |