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センチニクバエの成虫


センチニクバエ

[和名・種類]

センチニクバエ

[学名]

Sarcophaga peregrina

[英名]

-

[名前の由来]

雪隠肉蝿。雪隠(せんち)とは便所のことで、便所で良く見かけることから。

[分布]

日本各地

[科名]

ハエ目ニクバエ科

[体色]

灰黒色

[時期]

5月・6月・7月・8月・9月

[特徴・生態]

 人家付近にごく普通に生息するニクバエの仲間。
 大きさは8mm〜14mmになります。ニクバエ類は外見で種類を見分けるのが難しいため、雄の生殖器の形で見分けます。
 幼虫はうじ虫形をしています。夏季の汲み取り式便所に発生するうじ虫は、ほとんどがこのセンチニクバエの幼虫です。動物の死体、便所、ゴミ溜めなどに生息しています。1齢幼虫は、およそ2週間で成虫になります。
 越冬形態は幼虫です。
 食べ物は、動物の死体などを食べます。
 生活型は卵(雌の体内)→幼虫→蛹→成虫の完全変態を行ないます。卵胎生で、腐肉などに卵ではなく1齢幼虫を生みます。

[観察・感想]

 ニクバエの一種です。
 いちよ、日本国内でもっとも一般的なセンチニクバエとしておきましたが。本当にセンチニクバエかどうかは、同定するのはかなり困難だったりします。デジカメで写真を撮ったくらいでは、ニクバエの見分けは不可能だったりします。捕まえて、細かく器官を観察したりしないと、見分けられないくらい難しいんですよ。
 外見はほとんど同じでも、100種類以上いたりするので、見分けるのはほとんど不可能なんですよ。分類も頻繁に変わったりするので、正確にわかる人はかなり少ないんじゃないかなーと思います。わかるのは研究者くらいかな?
 センチニクバエ以外では、ナミニクバエやゲンロクニクバエが一般的なニクバエの種類になります。一般的なニクバエでも、見分けるのは難しいんですよ。ニクバエに限らず、ハエ全般に言えることなんですが、見分けが難しいです。ハエは人間の生活において、とても身近な昆虫ではありますが、見分けが難しく、奥の深い分野の昆虫です。

[写真撮影]

2008年09月04日

[関連ページ]
センチニクバエ
センチニクバエの交尾
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