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 ミスジマイマイ
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ミスジマイマイ

[和名・種類] ミスジマイマイ
[学名] Euhadra peliomphala
[英名] -
[名前の由来] 三筋蝸牛。殻に3本の褐色の帯が入ることから。
[分布] 関東地方南西域・利根川以南、中部地方南東部、伊豆諸島の神津島以北
[科名] マイマイ目オナジマイマイ科
[特徴・生態]  庭先や、まばらな林、山野などに生息するオナジマイマイの仲間。
 殻高は1.9cm〜2.2cm、殻径は3.4cm〜3.7cmになりますが、個体群によって差異があります。右巻きで、中形種のカタツムリです。螺層は5.5階です。淡黄白色の地に、3本の褐色の帯が入りますが、個体によっては1本のもの、2本のもの、または無帯のものもいます。成長脈に沿って黄色い火焔彩が色帯をよぎっています。殻底には狭い臍孔があります。
 軟体の背には細い黒褐色の線があります。
 基本的に樹上生活を送ります。気温16℃、湿度70%を下回ると不活発になり休眠します。繁殖期は4月〜10月で、雌雄同体のため他個体と精莢を交換した後に30個〜40個の卵を産卵します。
 箱根付近の山地に生息し黒色の地に黄白色の火炎状色彩の著しいトラマイマイ、伊豆半島に生息し殻の周縁にだけ黒褐色帯のあるシモダマイマイという亜種が存在します。
[感想]  カタツムリに関してはまったく知識がないんですが、関東地方で一般的に「カタツムリ」というとミスジマイマイを指すようです。もっとも普通に見られるカタツムリのようです。
 ただ、個体変異が大きく、個体によって貝殻の模様がかなり変わってきます。軟体部に黒い縦筋が入るのが普通なんですが、これもないこともあったりするので、とても紛らわしいです。個人的には、ミスジマイマイは貝殻に3本の筋が必ず入るようにして欲しいものだなーと思います。まあ、ミスジマイマイにもそれなりの事情があるのでしょう・・・
 普通種のカタツムリですが、関東地方と、東海地方近辺にだけ生息しています。
[写真撮影] 2007年09月26日
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