エキノコックス病(包虫症)の概要は? |
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おもな症状 |
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肝臓寄生の時は、肝部の疼痛(とうつう)、腹部圧迫感
肺寄生の時は、咳、血痰(けったん)、胸痛 |
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症状が似ている病気 |
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肝がん
肝膿瘍(かんのうよう)
肺結核 |
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エキノコックス病(包虫症)ってどんな病気? |
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寄生虫の寄生によって起こる病気です |
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北方圏諸国を中心に分布する多胞条虫(多包条虫、たほうじょうちゅう)、世界的に分布する単胞条虫(単包条虫、たんほうじょうちゅう)と呼ばれる寄生虫が、嚢胞(のうほう、袋状のできもの)の形で、体のいろいろな臓器に寄生する病気です。
多胞条虫は野生動物間で伝播し、単胞条虫は家畜間で伝播します。 |
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小さなサナダムシ |
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成虫の体長が5mm前後の小さな条虫(サナダムシ)です。 |
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エキノコックス病(包虫症)の原因は? |
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キツネやイヌ |
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キツネ(狐)、イヌ(犬)がこの寄生虫の虫卵を、糞便とともに自然界へ撒き散らしています。
汚染された土、水などから虫卵が知らないうちに口に入り、感染してしまいます。
身近な生き物図鑑:キタキツネ
身近な生き物図鑑:身近な犬図鑑 |
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北海道で多い |
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日本では、キタキツネを頻繁に見かける北海道が主な流行地です。
1937年に北海道礼文島で患者が発生し、1965年には道東地方で第二の流行が起こりました。今日では北海道全域から毎年5人〜10人程度の新しい患者の報告があります。 |
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エキノコックス病(包虫症)の診断方法は? |
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生検検査はしません |
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一次検診としてエリサ(ELISA、固相酵素免疫測定法)による血清診断、二次検診でWB法(ウェスタンブロット法)による抗体陽性の確認を行います。
診断のための生検検査は多胞条虫の転移を引き起こす可能性があるため禁物です。 |
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レントゲンやCTスキャンも |
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超音波検査で石灰化、小嚢胞、壊死、液化などの多彩な病巣画像が97%に認められます。X線やCTスキャンなどの画像診断も行われます。 |
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エキノコックス病(包虫症)の症状は? |
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命を落とすこともあります |
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おもに、肝臓、肺に大きな嚢胞を作ります。肝臓に到達した幼虫は無性生殖し、致死的な肝機能障害をもたらします。
感染した人の15%ほどが命を落とします。 |
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感染しても数年間は無症状 |
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病巣が非常にゆっくり大きくなるため、数年間はほとんどが無症状です。検診時にたまたま見つかることがあります。十数年を経て症状が現れます。 |
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転移すると非常に危険 |
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まれに一部が脳などの重要な臓器に転移することもあり、このようなときには重症になります。 |
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エキノコックス病(包虫症)の治療法は? |
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外科手術がメイン |
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薬物療法も試みられていますが、現在のところ、外科的に病巣を切除し、取り除く以外に完璧な治療方法はありません。 |
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早期発見でないと治療は困難 |
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早期に診断された場合の術後の治癒率は高いですが、自覚症状が現れた場合では、現在の治療技術でも治癒率は低くなります。 |
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エキノコックス病(包虫症)の予防法は? |
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予防がもっとも大切 |
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自覚症状のほとんどない病気なので、予防が肝心です。 |
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野犬やキツネに近付かない |
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家の周辺に野犬や、キツネが近付かないように、残飯などを置かないのが最も良い予防方法です。川の水を飲まないなども。 |
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抗体検査を受け早期発見に努める |
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また、虫卵の汚染を受ける可能性のある地域では、抗体検査を随時受けることで早期発見に努めることも大切です。 |
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エキノコックス病(包虫症)になったワンちゃんは? |
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年間に5件前後 |
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エキノコックスの卵を口にした野ネズミを食べて、キツネが感染します。感染したキツネの糞などからヒトの口に入って、ヒトにも感染します。しかし野ネズミからヒトへの感染や、ヒトからヒトへの感染はありません。
犬への感染は年間に5件内外です。基本的に症状はありませんが、まれに下痢などの症状がみられます。 |
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