|
角膜(かくまく) |
|
眼の前の方から順番に、まず角膜と呼ばれる透明な膜があります。
角膜は外界と接しているため、外傷の影響を受けやすい部位です。 |
|
前房(せんぼう) |
|
角膜の奥には、前房(ぜんぼう)と呼ばれる房水(ぼうすい)という水のたまった部位があります。
鈍的外傷が原因で起こる前房出血とは、この部位に起こる出血のことです。 |
|
虹彩(こうさい) |
|
前房の奥には、虹彩(こうさい)と呼ばれる、カメラに例えると絞りの役割を果たす構造があります。
血管、色素が豊富で、鈍的外傷を受けた眼の炎症の主要部位になります。 |
|
水晶体(すいしょうたい) |
|
虹彩の奥には、水晶体(すいしょうたい)と呼ばれる、カメラに例えるとレンズの役割を果たす部位があります。
水晶体はチン小帯(ちんしょうたい)と呼ばれる組織によって、支えられています。 |
|
硝子体(しょうしたい) |
|
硝子体は、ゲル状の物質で満たされた透明な組織です。
光が眼の中に入り、水晶体、硝子体を経て、カメラに例えるとフィルムの役割を果たす網膜(もうまく)に像を結びます。視神経(ししんけい)を介して大脳に伝わり、物が見えるようになります。 |