| [名前] |
クロマツ |
| [学名] |
Pinus thunbergii |
| [名前の由来] |
黒松。樹皮が黒っぽい松のこと。
別名、オマツ、オトコマツ。アカマツ（メマツ・オンナマツ）より葉が長く丈夫で太いことから。 |
| [分布] |
本州以南 |
| [科名] |
マツ科マツ属 |
| [花色] |
雌花は紫紅色・雄花は黄色 |
| [花期] |
４月・５月 |
| [特徴] |
潮風に強く沿岸地方に生える、針葉樹の常緑高木です。
樹皮は灰黒色で、高さは25m〜30mになります。老木は亀甲状に深い裂け目ができます。
雌花は新しい枝の先端に付き、紫紅色をしています。雄花は新しい枝の下部に多数つき、淡黄色です。別々の若枝につきます。
葉は針状で、短枝に2本ずつつき、アカマツよりも長くて太く、質もかためです。
果実は球果で、いわゆるマツボックリです。翌年の秋に熟します。種子には長い羽があります。
雌雄同株です。冬芽の鱗片は、灰白色で、先は反り返りません。
樹姿を楽しむためには、5月〜6月の「みどり摘み」と11月の「もみあげ」を行わないと、樹形が崩れてしまいます。材は建築、土木、パルプに使われ、樹は庭木、盆栽、並木、防風林などに利用されます。 |
| [感想] |
写真の花は雄花になります。
公園などに植えられているのを見かけることも多いのではないでしょうか。神奈川県の沿岸地方なので、見かけるマツの多くはクロマツです。マツといえば、クロマツという感じです。
子供のころは、マツボックリを拾ったり、葉っぱで引っ張りっこをして遊んだりもしました。先がとがっているので、突っついたりとか(^^ゞ。
近年では、松枯れ病が流行して松林が激減しています。虫のせいだと考えられていますが、松林というのはそれほど長期間に渡って継続して生え続けているわけではなく、人の手が加わって木が伐採されたあとに、マツが進出してきたようです。マツが枯れるというのは、木が伐採される前の自然の状態に戻ろうとしていることなのかもしれません。 |
| [撮影日] |
2006年05月01日 |
| [関連ページ] |
 身近な植物図鑑：クロマツの雄花 （2007年04月11日）
身近な植物図鑑：クロマツの雌花（2007年05月02日） |
クロマツ
