三浦市初声町下宮田の黒崎海岸と黒崎の鼻

観光地かしている三浦海岸などとは異なり、まったく観光地化されていないのが黒崎海岸です。
それもそのはず、交通の便が非常に悪いです。さらにはトイレもありません。
不便さから訪れる人も少ないので、ドラマや時代劇、戦隊物などの撮影に使われることもあります。以前はとても頻繁にロケ隊が訪れていましたが、近年ではだいぶ減少しました。駐車スペースの問題等があるのかもしれません。
アクセスは最寄りのバス停は宮田になります。ここから徒歩20分以上はかかってしまうかと思います。京急三崎口駅からのルートだと徒歩40分以上かかってしまうかと思います。駐車場はなく、路上駐車になってしまいます。

案内看板による説明
黒崎海岸へのアクセス
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案内看板による説明

なぜ黒崎の鼻と呼ばれているか地元の方々に尋ねたら、「岩場が黒っぽいからだ」という説もあるが定かではないとのこと。なお、東北・関東各地の海岸線の突起には『鼻』と名付けることが多いそうです。黒崎の鼻は、別名『馬の背』とも昔から言われております。
文学界では曽根綾子氏の小説『神の汚れた手』は横須賀・三浦が舞台で文中の『馬の背の岡』という場所は当地を指しており、曽根氏の別荘は丘の上にありペルーのフジモリ大統領が一時住まわれていたようです。
また芸能関係ではNHK大河ドラマの撮影で有名であり、『義経』、『竜馬伝』他時代劇の撮影や、民法のドラマ等で撮影が行われており、2013年には日本・ベトナム国交樹立40周年スペシャルドラマの一部も目の前の砂浜で撮影されました。
このように多方面の方々により親しまれており、黒崎の鼻から相模灘を見渡す先に世界文化遺産になった『富士山』が悠然とそびえたつ姿は素晴らしいの一言に尽きます。また、当地は海水浴場としては有名ではありませんがプライベートビーチのような雰囲気で、夏には家族連れで海水浴を楽しまれたりしている場所です。

黒崎海岸へのアクセス

黒崎海岸や黒崎の鼻への行き方は3つのルートがあります。どのルートを選んでも大変です(^^;)
アクセスしにくいので観光地化されず静かだというのが黒崎海岸の良いところではあります。

三戸浜海岸から

徒歩の場合、京急三崎口駅から三戸浜海岸まで徒歩で訪れ、あとは海岸線に沿って歩いて行きます。一番道に迷いづらいルートになります。
車の場合、国道134号から三浦市農協本店のある農道を進みます。あとはビーチバムシークラブの看板を目印に進みます。数年前は行き止まりになっている道路に駐車スペースがありましたが、未確認ですが現在は浸食によりなくなってしまったかもしれません。砂が堆積しているので抜けられなくなることがあるかも。
三戸浜海岸の駐車場に止めて、海岸を歩いて行くのがいいかなと思います。

黒崎の鼻の上の台地から

農道の行き止まりのところから、草ボーボーな細い道があるので、そこから黒崎の鼻へと行くことができます。
以前は広場のようになった場所が駐車スペースになっていましたが、現在は車を停めることができなくなってしまったようです。農道上に停めることになってしまいます。車でならこのルートが一番近いです。

カインズ三浦店から

徒歩の場合、京急バスの宮田バス停から徒歩となります。20分くらいかな。以前はマリーナがあったり、漁港内を通り抜けることができたのでアプローチしやすかったのですが、漁港の通り抜けができなくなってしまったので、草ボーボーな小道を通り抜けるしかありません。
車の場合、駐車スペースがないので道路上に停めることになってしまいます。

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三戸浜海岸からのアプローチ

三戸海岸から黒崎の鼻（2013年4月1日撮影）

もっとも歩きやすいルートかなと思います。ただ海岸に沿って歩くだけです。車では三戸浜海岸の駐車場に停めてしまうのがいいかなと。夏期はすぐに満車になるかも。
三戸浜海岸も静かでいいですよ(^^)
黒崎の鼻の台地って台風で崩れたりしたのかな？以前と形状が変わっているような気がします。前に訪れたのは20年以上も前になってしまいますが(^^;)

カインズからのアプローチ

黒崎海岸への道（2019年6月19日撮影）

途中にある漁港を通り抜けることができないので、漁港の手前から山越えをするので、こんな感じの獣道を通ることになります。
海に来たのか山に来たのか、なんだかわからなくなってしまう状況です(^^;)
以前は漁港内を通り抜けることができたんですが、現在は禁止されています。防波堤があって通り抜けられなくなっちゃったみたい。以前は漁港内で釣りをしたりもしたんだけどなー。